「治験中断」英ワクチン開発の行方は・・・専門家に聞く(2020年9月9日)

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世界で新型コロナウイルスのワクチン開発が進むなか、イギリスの製薬大手『アストラゼネカ』が、深刻な副反応が出た疑いで、ワクチンの治験を中断すると発表しました。ニューヨークタイムズは、イギリスでの治験の参加者に、脊髄に炎症が起きる『横断性脊髄炎』が確認されたと報じています。アストラゼネカは症状について公表していません。日本政府は、アストラゼネカのワクチンについて、来年から、1億2000万回分の供給を受けることで、合意しています。ワクチン開発に関しては、ロシアでは先月、プーチン大統領が、世界で初めて新型コロナウイルスワクチンを承認しました。また、中国では7月から一部で投与を開始し、今月、北京で行われた見本市では国産ワクチンを初めて公開しています。秋冬に再び流行するともいわれるなか、ワクチンの開発はどうなるのか。感染症学が専門の国際医療福祉大学・松本哲哉主任教授に話を聞きました。

◇アストラゼネカがワクチンの治験を中断すると発表しました。どう受け止めましたか?
全く副反応がないというワクチンはありません。今回、重い副反応が出て、臨床試験を中断せざるを得ないという判断ですので、重篤だと考えざるを得ないような副反応があったんだと思います。

◇ニューヨークタイムが報じた横断性脊髄炎はどのような症状があるのでしょうか?
脊髄のどこかの部分が炎症を起こして、そこから末梢の部分が障害を受けます。そうすると、感覚のまひが起こるので運動障害や皮膚を触ってもわからない、排尿障害が起こってきます。短期間で回復するような症状であればまだいいですが、場合によっては長期間続いたりすることもあると考えると、決して簡単にみていい副反応ではないと思われます。

◇ワクチン開発が「中断」ということは、今後、アストラゼネカがワクチン開発から外れる、もしくは、開発が遅れていくということでしょうか?
あくまでもワクチンを打った人のなかで横断性脊髄炎が疑われる人がいるということです。一番大事なのは、ワクチンと横断性脊髄炎の因果関係があるのかどうかということです。検証の結果、もし因果関係がなかったということになれば、ワクチンの開発を再開すると思います。しかし、同じような症状の人が出たり、因果関係がありそうだとなると、さらに延期、場合によって中止ということにもなりかねないと思います。ただ、1人の症例が出た時にきちんと評価をして、いったん中断するというのは、ちゃんとしたステップの踏み方なので、このワクチンはダメだといきなり判断するには早いと思います。

◇日本への供給に影響はあるのでしょうか?
これだけ急いでワクチンを供給してほしいという状況のなかでの中断なので、短い期間であればそれほど影響はないかもしれません。ただ、これが数カ月、半年ぐらいまで延びる可能性もあります。そうすると、日本への供給は遅れる可能性もあると思います。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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