“菅内閣人事”注目は?解散は?後藤謙次が解説(2020年9月15日)

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ジャーナリストの後藤謙次氏に聞きます。

15日の自民党の臨時総務会で、党の役員が決まりました。二階幹事長と森山国会対策委員長は続投。総務会長に佐藤勉氏、政務調査会長に下村博文氏、選対委員長に山口泰明氏の起用が決まりました。菅新総裁誕生を支えた5派閥から均等に登用されました。

※どう評価しますか?注目は?
後藤謙次氏:二階幹事長は「論功行賞はない」と言っていましたが、ご自身が最大の論功行賞。今回の人事で二階幹事長は別格扱いでした。総裁選の2日前に、菅さんから二階さんに『正式に総裁になったら幹事長に』と言われていた。誰よりも早く人事を言われたのは、二階幹事長だった。それだけ、菅さんが二階さんを信頼して、頼り切っているということ。二階幹事長の右腕・林幹事長代理も菅さんと気心が知れている。また、総務会長の佐藤さん、選対委員長の山口さんは、菅さんと同期で、気心が知れている。これまでは党と官邸が離れ離れだったのが、このメンバーでいくと、菅さんと党との意思疎通は潤滑に進むのではないかと思います。注目は、幹事長代行の野田聖子さん。1998年の総裁選で、菅さんの政治の師である梶山静六元官房長官を担ぎ出した当事者で、それ以来、気心が知れていたが、野田さんは総裁選になかなか出られないということがありました。野田さんによると、14日夜、菅さんから電話があって『久しぶりに政権の中央で仕事したらどうですか。これはお願いではなく、これは命令だ』と言われたそうです。二階さんに変わって、露出度が高くなる。しかも広報担当する。将来の日本初の女性総裁候補を育てようという狙いが、菅さん、二階さんの共通項としてあるのではないかと。これまで二階さんは、ずっと菅カードを持っていたが、今回、菅カードを切って、今、カードがゼロの状態です。しかも岸田さんは14日、次回の総裁選に立候補宣言している。次の総裁選の幕が静かに上がってきている。野田さんの人事は、その種をまいたということです。

16日に発足する菅内閣で、固まった顔ぶれです。
【再任】麻生副総理兼財務大臣、茂木外務大臣、赤羽国土交通大臣、萩生田文部科学大臣、西村経済再生担当大臣、小泉環境大臣、梶山経済産業大臣、橋本五輪担当大臣。河野防衛大臣は、行革担当大臣で起用。武田国家公安委員長は総務大臣で起用。
【再入閣】厚生労働大臣には田村憲久氏、法務大臣に上川陽子氏。そして、菅総裁肝いりのデジタル担当大臣には、ITに強い平井卓也氏。
【初入閣】防衛大臣が、安倍総理の実の弟である岸信夫氏。復興大臣で平沢勝栄氏。農林水産大臣は、前官房副長官だった野上浩太郎氏。坂本哲志氏が一億総活躍担当大臣。井上信治氏が万博担当大臣。
そして、注目の官房長官には、加藤厚生労働大臣の起用が固まりました。

※この顔ぶれをどう見ますか?
後藤謙次氏:安倍カラーが濃厚な派閥均衡人事だといえる。菅さんとの距離感が入閣するか、しないか。つまり信頼できるかどうかが、菅さんの判断基準だったと思います。加藤厚労大臣は、答弁能力も高く安定している。この内閣は誰が官房長官をやっても、7年8カ月やった菅さんにはかなわない。菅内閣総理大臣兼官房長官という内閣です。菅さんは、官房長官には「3条件ある」と言っていました。一日2回の記者会見をこなせる人、省庁の縦割りを打破出来る人、そして国会対策ができる人を上げていましたが、結果として、それを全部、満たす人がいなくて、結局は信頼関係など、菅さんの起用条件だったと思います。加藤さんは、大蔵省出身のエース。これまで、安倍内閣は経済産業省内閣と言われていましたが、加藤さんが官房長官に就任することで、財務省が復権するのではないかという見方もあります。加藤さんは安倍さんの信頼もある。加藤さんは安倍さんの政治的継承、政策的継承も出来る人。

※この他の注目は?
後藤謙次氏:縦割りを打破するのは行革担当大臣になった河野太郎さん。この人事は驚きでした。最初は、官房長官候補に挙がりましたが、その後、総務大臣説がずっとありました。自民党執行部からクレームがついたという説もあります。行革担当は、内閣府に置かれますので、手足となる省庁がありません。どこで推進力を得るのか。河野さんの突破力が本当に生かせるのか。それは、菅さん自身の意向が反映します。万博担当大臣があるのは、何らかの配慮があると思います。2025年の大阪万博について、影響力があり、菅さんとも親しい日本維新の会に対し、「万博を本気で応援しますよ」というメッセージを送ったと思います。
そして、安倍さんの弟、防衛大臣の岸信夫さん。安倍さんが、談話で敵基地攻撃能力について話していました。菅さんが継承というものを形にしたものだと思います。

※ずばり解散・総選挙は、いつですか?
後藤謙次氏:私は当初、早期にすると思っていましたが、菅新総裁の記者会見で「仕事をしたい」と言っています。また、新型コロナウイルスで総裁選を簡易なものにしたのに、すべての有権者が参加するような選挙をやって大丈夫なのか。選挙をやって、選挙事務所などからクラスターが出たら、政権が終わってしまうという危機感が党内にあります。10月2日に臨時国会の召集があるのではないかとみられていましたが、取材してみると、10月下旬以降になると。そうなると年内の選挙は非常に厳しい。15日の自公合意でも、新型コロナウイルス対策が最優先となりました。選挙のタイミングとして残っているのは2カ所。来年1月、通常国会冒頭。もう一つは任期満了に近いところ。五輪、総裁選、選挙とホップ・ステップ・ジャンプ論があります。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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