SNSでデモ収束へ 大賞受賞の企業から学ぶものは・・・(2021年2月5日)

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とれたてのバズった話題をお届けする「トレバズ」のコーナー。

(大木優紀アナウンサー)
“SNSなどをうまく使った企業”大賞が発表されました。デマを収束させた名ツイートはどんなものだったのか?そこから学ぶSNS活用術まで紐解いていきます。

(小松靖アナウンサー)
興味ありますねー!

(大木アナ)
とにかく今の時代はデジタルコミュニケーションが発達しまして、ネットの炎上も増えているんです。去年だけで炎上の発生件数1415件。前の年から比べますと15%以上増えている計算になります。多くの場合、正確な情報と不正確な情報が混ざりながら拡散され、
インフォデミックという状況に陥ってしまう、そうしたケースが多いようなんです。

ジャパン・デジタル・コミュニケーションアワードとはツイッターなどのデジタルコミュニケーションで優れた対応をした企業を表彰するもの。実際に大賞に選ばれた、そのツイートを見ていきましょう。

[JDCアワード大賞のツイート]

記憶にある方も結構多いのではないでしょうか?去年3月の丸富製紙のツイートです。
「各地でトイレットペーパーが不足するなど、一部報道されておりますが、当社倉庫には在庫が潤沢にございますので、ご安心ください!今後も通常通り、生産・出荷を行っていく予定です」

実際に倉庫で撮ったこの写真とともにツイートしたところ、非常に大きな反応がありまして、25万を超える「いいね!」が集まりました。

(田中萌アナウンサー)
ありました!実際に在庫の写真を見ることで安心感がグッと高まりましたよね!

(大木アナ)
まさに画像のチカラが大きかったんです。というのもこのツイートの写真というのは、元々インスタ映えするんじゃないかなって撮ったものだったんです。

(林美沙希アナウンサー)
そうだったんですか!

(小松アナ)
えーそうなんだ!

(大木アナ)
当時社内ではインスタに力を入れていこうかと話していて、今デマが流れていてトイレットペーパーが不足している。でもうちの倉庫にはあるよね。じゃあ、インスタのついでにツイッターにもと投稿したものがこれだけの反響があったんです!非常に当時も反響に驚いたそうです。

(小松アナ)
これは興味深いエピソードですね!

(林美沙希アナ)
これによって色んな人が助けられたわけですもんね。

(大木アナ)
まさに田中さんが感じたように、この写真のチカラというのが大きな受賞理由かなと思うんですが、受賞を受けまして丸富製紙は「自分たちでいいのかなというのが正直な気持ち。メーカーとしては安心感を与えられてよかった」と話していました。

では私たちはここから何を学ぶべきなのか?去年2月を思い返してください。トイレットペーパーがなくなるという不正確な情報と、店の棚が空になる画像が入り混じりまして、負の連鎖がおきてしまいました。まず私たちはこれをみた時に、情報発信元はどこか、正しい情報か、疑ってみる目が必要になります。例えば、これをリツイートするだけで私たちもデマの発信者となってしまう可能性があったわけです。

(小松アナ)
本来因果関係のない情報をくっつけて出しちゃうから、インフォデミック、つまり情報(インフォメーション)とパンデミックが合わさっちゃう状態になるわけですね。

(大木アナ)
しっかりと情報を選んでいく力が必要なんですよね。そんな中で去年の3月2日に丸富製紙のツイートがあり、デマは収束に向かいました。企業としては数字で示せる根拠やファクトに基づいた発信をしていかないといけない。このあたり私たちの使命としても感じるところではありますね。

(小松アナ)
報道の基本ではありますけどね。当たり前ですけど大事です。

(大木アナ)
丸富製紙は説得力のある画像と共に人々に安心感を与え、デマを収束に導いた。納得の大賞受賞ですね。

(小松アナ)
「映え」を狙ってたっていうね!いい話ですね!

(大木アナ)
意外でしたね!以上トレバズでした。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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