英で80代以上の死亡率低下「ワクチンの効果」と分析(2021年2月12日)

新型コロナワクチンの接種が進むイギリスでは80代以上の感染者の死亡率が大幅に低下していて、研究チームはワクチンの効果が出ている兆候だと分析しています。

　オックスフォード大学などの研究チームによりますと、10日の時点で新型コロナウイルスの陽性判定を受けてから28日以内に死亡した人の割合は先月上旬に比べて80代以上の人では25％程度減っていました。

　これに対し、75歳から79歳では減少した割合が15％にとどまっています。

　イギリスでは先月2週目の時点で80代以上の人の3割を超える約300万人が1回目のワクチン接種を終えています。

　研究チームのメンバーは、今回の結果について「ワクチンの効果が少し表れていると考えるのが妥当だ」と分析しています。
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