東京1149人感染 若い世代で重症 デルタ株猛威か(2021年7月14日)

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ANN
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 14日の東京都の新規陽性者は1149人で、2カ月ぶりに1000人を超えました。以前よりも若い年代で重症化する事例も増えています。

 もはや第5波に入っているのでしょうか。

 田村憲久厚労大臣:「新規感染の状況でありますけれども、昨日2378人。特に首都圏の増加は顕著でございまして」

 首都圏は全国の感染者の約6割を占め、増加の一途をたどっています。

 ただ、政府の方針は・・・。

 西村康稔経済再生担当大臣:「事業者の皆様に混乱を生じさせてしまいました」

 二転三転し、混乱を招いています。4度目の緊急事態宣言に突入するなか、果たして実効性のある対策は取られるのでしょうか。

 7大臣による新型コロナ対策の会議が14日午後、官邸で開かれました。

 菅義偉総理大臣:「各大臣におかれては、引き続き自治体と連携しながら、感染対策とワクチン接種に全力で上げて頂きますようお願いします」

 東京都では100人、200人と感染者数が前の週の同じ曜日を上回り続けています。

 そして、14日に東京都が発表した感染者の数は1149人。1000人を超えるのは2カ月ぶり。5月13日以来です。

 先週の水曜日と比べると229人増え、前週超えはこれで25日連続です。

 14日の感染者の年代を見ると、20代が326人、30代が214人と若い世代の割合が増えています。

 その要因とみられるのは、インドで最初に確認された変異ウイルス「デルタ株」です。デルタ株は世界各地で猛威を振るっています。

 14日、成田空港にはデルタ株の勢いが続くインドネシアから清水建設の社員や家族、関係者ら52人を乗せた特別便が到着しました。

 運航した全日空によりますと、現地日系企業の要請を受けたものだといいます。

 インドネシアでは一日4万人を超える感染者も確認され、13日までの累計で現地に住む日本人14人が死亡しています。

 東京都でも都のスクリーニング検査を見ると、デルタ株の特徴である「L452R」変異の割合がどんどん増えていっているのが分かります。

 新型コロナ患者の治療を続ける東京・品川区の昭和大学病院でも。

 昭和大学病院・相良博典病院長:「(入院患者のうち)デルタ株は4人、アルファ株は14人、それ以外は不明で、きょうには結果が出る」

 現在、38床ある新型コロナ患者用ベッドのうち23床が埋まっています。

 昭和大学病院・相良博典病院長:「比較的若い人が7割近くを占めていて、20代で入院している人もいる。デルタ株は比較的若い人に感染者が多い」

 デルタ株には何か特徴があるのでしょうか。

 昭和大学病院・相良博典病院長:「デルタ株は重症化のスピードが速いイメージがある。(患者に)比較的若い人もいて、そういう人は重症化しても良くなるスピードは速い」

 今後も感染はさらに拡大していくとみられます。

 田村憲久厚労大臣:「お酒の出るところ、こういうところを我々としては徹底的にリスクを避けていくということで、国民の皆様にご協力をお願いしたい」

 ただ、政府の方針、金融機関からの働きかけ要請の撤回に続き、卸業者に対する取引停止要請も撤回するなどドタバタが続いています。

 酒卸「谷口」・谷口祐一社長:「ホッとするとかそういうことではなく、やはり無理な要望だったんだなと。一言でいうと『あきれている』というのが正直なところです」

 いくどん赤羽店・倉持正志店長:「撤回するのであれば、初めからそういう言葉を吐かないでほしかった。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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