ウィッツ青山学園高問題とはなにか?
通信制の生徒を、社会見学と称し、大阪のテーマパークである
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)に引率。
その際に、土産物のお釣りの計算をしたことで
数学を履修したとみなしていた。
必要な授業時間を満たさなかったため、
お釣りの計算を授業に組み込んだという。
移動中に立ち寄ったドライブインでの昼食を
家庭科の授業として扱っていた。
これが、ウィッツ青山学園の実態である。
もちろん、こちらの学校にも国の就学支援金は
支給されており、不正受給した疑いが持たれている。
存続?閉鎖?さらに問題発生!?
学園高を運営する株式会社ウィッツは9日、
岡本栄市長から変更命令などで求められていた
9日期限の最終的な改善報告書を市教委に提出した。
それによると9日現在、通信制の常勤は4人で、
改善すべき各教科1人の計10人に届いていない。
また、9月末が期限の未履修単位を回復する
再履修を完了した3月卒業見込み者は全体の71・5%にとどまっている。
学園高の存続か閉鎖かを決める市の決断に注目が集まる。
3月卒業見込み者
未履修者397人
《内訳》
再履修完了は284人
未完了113人(内申込無し:51人)
上記の状態にもかかわらず、
同校の西尾校長は
「伊賀市と協力して期限の今月末までに100%の完了を目指す」
とコメント。
生徒の意識すら向上を目指せない学校が、目指すもなにもあったものではない。
さらに、常勤教職員数はと言うと、
数学・情報・保健・体育 各教科1名
8月15日に受けた変更命令前と変わらない。
生徒だけではなく、教職員・学校としての姿勢も疑われる。
上記のような腐敗した実態をどの様にするのかと問うと、
10月からは英語と理科の非常勤を常勤とし、6教科6人態勢とする。
西尾隆一校長は「採用を続け、各教科に一人の態勢とする」と主張する。
だが、教育側・被教育側、両サイドの姿勢も疑われ、有言無実行の実態は明らか。
それをうけ、伊賀市岡本市長は
「提出された内容について、まず教育委員会にしっかりと
ウィッツから聴き取りなど行わせたい」
とコメントしているが、
伊賀市・市教委は
「報告をうのみにはできない」
としている。
当たり前だ。
市教委は12日から、ウィッツ側に教員の名簿や
受け持つ時間数など具体的な内容に関する聴き取りを始めるとした。
報告書と聴き取り結果は、
問題の審議を続けている市意育教育特区学校審議会に報告する。
市は内閣府と文科省から改善措置要求への報告を
9月末までに求められており、
聴き取りの結果などは報告書作成の資料にする。
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