2016年9月22日
アメリカ・ハーバード大学にて、
イグ・ノーベル賞の受賞式があった。
特に、面白いのが、
「自動車の排ガス問題を
検査時に自動的に解消する方法」
(化学賞、ドイツ・フォルクスワーゲン社)
だそうだ。
イグ・ノーベル賞とはなにか?
イグノーベル賞
(イグノーベルしょう、英: Ig Nobel Prize)は、1991年に創設された「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に対して与えられるノーベル賞のパロディーである。
wikipedia
また、イグ・ノーベル賞には
賞金は無く、
旅費、滞在費に関しても
全て自腹になるという。
そして、受賞式の講演では、
聴衆から笑いをとること
が要求される
その他、
イギリスのえらい
主任科学アドバイザーさんが
イギリス人には
イグ・ノーベル賞を受賞させないでと
懇願しているが、
ずっと無視され、
イギリス人も、
受賞を続けているそうだ。
フォルクスワーゲンが受賞した内容
そんなに難しいことは無い。
市販されるディーゼル車は
市場販売される前に、
様々な検査をしなくてはならない。
その中の一つに
「排気ガス」
の検査がある。
この、排気ガス検査の際に、
自動で、排気ガスを綺麗になる様
出力を下げるソフトウェアを開発し、
ディーゼル車に搭載した。
その名は、
「ディフィート・ディバイス」
このデバイスは、
自社のディーゼル車だけではなく、
高級車である
アウディやポルシェなどにも
積極的に搭載され、
市場価値を高めた。
機能を簡単に説明
窒素酸化物(NOx)の
排出を自動的に
低下させる機能。
フォルクスワーゲン側の説明では
「画期的なEGR(排気ガス再循環)
技術を開発した」
という説明であった。
なんと素晴らしい
開発なのでしょうか
高出力なのに、
クリーンな排気を実現!
しかし、結果としては、
残念ながら、このデバイス、
「詐欺機能」である事から、
世界のあちこちから
怒られてしまったと聞いている。
もちろん、怒られただけではなく、
お金もいっぱい取られたそうだ。
また、フォルクスワーゲンの
今後の開発にも、期待が出来る。
今回の、ワーゲンの受賞は、
あくまでも「デバイス開発」に
対しての受賞であって、
世界を震撼させた、
「詐欺」での受賞ではない。
間違っても「詐欺」で
イグ・ノーベル賞を目指すのは
やめてもらいたいw
日本人も受賞
今回のイグ・ノーベル賞には、
日本人の方も受賞されている。
『前かがみになって股の間から
後ろ方向にものを見ると、
実際より小さく見える
「股のぞき効果」の実験』
東山篤規(あつき)・立命館大教授(65)
足立浩平・大阪大教授(57)
上記2名が「知覚賞」を受賞。
なお、日本人の受賞は10年連続だそう。
詳しく知りたい方は、
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