【隠れキリシタンの島】世界遺産申請中の黒島の真実を探る《長崎県佐世保市》

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【出典:人生はケセラセラ】カトリック教徒の墓地

長崎県佐世保市黒島町

これが、かつて幕府から逃げて来た

キリシタンが住んでいた黒島の住所である。

 

「黒島」と一言で言っても

近辺には「黒島」は沢山ある。

「沖縄県の黒島」

「鹿児島県の黒島」

そして、今回ご紹介する

「長崎県の黒島」である。

 

黒島の紹介

黒島(くろしま)は、

長崎県北部の北松浦半島の

南西沖合にある島。

全島が佐世保市に属している。

出典:wikipedia

黒島の場所

概要

面積 – 4.62km²
人口 – 538人

黒島港より時計回りに、本村(ほんむら)、

東堂平(とうどうびら)、古里(ふるさと)、

日数(ひかず)、根谷(ねや)、名切(なきり)、

田代(たしろ)、蕨(わらべ)の8地区からなる。

 

九十九島の一つに数えられるが、

他の島からはやや西の方に離れて位置している。

なお、九十九島の中では面積が最大である。

出典:wikipedia

現在も、島に住んでいる島民(約600人)の

約8割が未だカトリック信者だそうである。

 

場所は、先ほど地図で示しましたが、

相浦港から約12キロ沖合、

フェリーで約50分の場所だ。

 

 

時は江戸時代、

黒島は、漁業や農業、

そして、御影石の生産地として

盛んな島であった。

 

しかし、幕府のキリシタン禁教政策が敷かれ

弾圧から逃れるため、大村藩(現在の長崎市)の

キリシタン達が、この島に隠れるように

集まって住むようになったそうだ。

 

キリシタンの弾圧は、皆さんも

学校で習われたかと思いますが、

踏み絵に始まり、とうとう処刑する

という事にまで発展しました。

史実として残っているものでも、

  • 1619年京都大殉教52人火あぶり
  • 1622年長崎大殉教55人火あぶり
  • 1623年江戸大殉教50人火あぶり
  • 1624年東北大殉教109人殉教
  • 1624年平戸大殉教38人殉教

と、逃げ惑うキリシタンを次々と

弾圧をして行った。

 

その事実が、長崎のキリシタンを

黒島へと移住する切っ掛けとなった。

 

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黒島の名前の由来

木々が深く茂っており、

外観が黒々としている様から

「黒島」となった由来と、

 

キリスト教の「クロス」が

訛って、「黒島」となった

という由来の2説がある。

 

こういった、歴史が存在しているが、

今は、とてもスローで魅力的な

島になっていると言う。

 

観光地としての黒島

魅力その1:「西海国立公園」に指定されるほど美しい景観と自然

写真:遠藤 まさみ

写真:遠藤 まさみ

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208の島からなる総称「九十九島(くじゅうくしま)」は、島のほどんどが無人島で、自然豊かな環境と美しい景観から国立公園に指定されています。
今回ご紹介する「黒島」には、長崎県指定天然記念物にも指定されている串の浜岩脈(総延長約300mに及ぶ長崎県最大の玄武岩脈)や、市指定天然記念物に指定されている「根谷の大サザンカ」(根谷:ねや)、”タコの木”・”絞め殺しの木”とも呼ばれる「巨大アコウの木」など、自然の造形美を堪能できる景観が凝縮されています。

青い水平線上に点在する島々を眺めれば、日頃の喧騒も忘れられるはずです。

*数えられないほど沢山という意味を込めて「九十九島」と呼んでいるのだそうです。

魅力その2:異国の風景を醸し出す「黒島カトリック墓地」

写真:遠藤 まさみ

写真:遠藤 まさみ

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その昔、多くのキリスト教信者が住んでいたので「クルス島」→「クロ島」となったとも言われる黒島は、今も島民の7~8割がカトリック信者です。
島の中央の小高い丘にひっそりとたたずむ「黒島のカトリック墓地」は、日本とは思えないような異国の風景が広がります。黒島天主堂を建築したマルマン神父も眠るこの墓地を、キリスト教迫害と信仰復活の歴史に思いめぐらせ散策してみてください。

*クルス…ポルトガル語で十字架

魅力その3:世界遺産登録間近。赤レンガが美しい「黒島天主堂」

提供元:遠藤隆尚

提供元:遠藤隆尚

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100年の時を経て今なお愛される黒島のシンボル「黒島天主堂」は、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の1つとして、2016年の世界遺産リスト登録へ向け、文化庁の正式な推薦が決まりました。
明治期のレンガ造教会として規模・完成度とも素晴らしく、その後の教会建築に大きな影響を及ぼした「黒島天主堂」は、フランス人マルマン神父指導の元、黒島の信徒全員の奉仕により5年の歳月をかけて造られました。

黒島の信徒が焼いたレンガや、有田焼きのタイルが敷き詰めらた床、フランス製のステンドグラスやキリスト像など、日本とフランスの文化が上手く取り入れられています。

★★おさえておきたい「黒島天主堂」のみどころ★★
・約40万個のレンガの一部は黒島の信徒が焼いたもの
・「リブ・ヴォルド(こうもり天井)」と呼ばれる天井板の木目はすべてハケで手書き
・祭壇の床は「有田焼」のタイル
・柱の土台は「黒島産の御影石」
・マルマン神父手作りの「説教台」が今なお残っている
・円形に組み上げられた教会裏側

詳細はMEMOの「おらしょ-こころ旅(長崎の教会群とキリスト教関連遺産)」を確認して下さい。

魅力その4:海水で作る「黒島豆腐」と「塩炊き」は外せない絶品島めし

写真:遠藤 まさみ

写真:遠藤 まさみ

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国立公園に指定されているほど豊かな自然に囲まれた黒島の食卓は、常に新鮮な魚介類が踊ります。
「黒島豆腐」は、島でしか食べることができない名物料理。
にがりの代わりに海水で固めたお豆腐は、普通のお豆腐よりも重くて固いのが特徴的。海水をそのまま素材として使うなんて、海が綺麗な黒島ならでは。

その日採れた魚介類の刺し身や、素材の味をそのまま活かした「塩炊き」。肥沃な赤土で出来ている黒島で採れる根野菜の数々。代々受け継がれる伝統の味を頂けば、四季ごとに訪れたくなるはずです。

「島めし」は、前日予約しておくと良いでしょう。
詳細はMEMOにある各民宿のホームページを確認してください。

魅力その5:黒島名物「ふくれまんじゅう」は楽しく作ってお土産に

写真:遠藤 まさみ

写真:遠藤 まさみ

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昔からお祝いの時に作る「ふくれまんじゅう」は、たっぷりの餡を生地で包み、島にあるカカラの葉を敷いて蒸す黒島名物。
地元の人達と触れ合いながら作る「ふくれまんじゅう」、まずはできたて熱々を頂きましょう。カカラの葉のふんわりとした香りと素朴な味わいは、田舎のおばあちゃんの手作りおやつのを頂いているような、そんな優しい気持ちになります。

お土産に持ち帰った「ふくれまんじゅう」を家で食べれば、黒島の思い出に浸れそうですね。

詳細はMEMOにある各民宿のホームページを確認してください。

世界遺産に登録されるその前に

この夏、世界文化遺産登録への推薦が決まった黒島のシンボル「黒島天主堂」。たくさんの観光客で賑わうことになるでしょう。

「黒島天主堂」はもちろん、美しい自然と魅力溢れる海の幸・山の幸を堪能しに、この地を訪れてみてください。

出典:travel.jp

 

いかがだったでしょうか?

歴史と、荘厳な自然が残る、

長崎県佐世保市の黒島。

 

世界遺産への登録の進む

建物もある黒島へ、

 

足を運んで、心も体も

リフレッシュできる事間違いなし。

 

ぜひ、訪れて見てくださいませ。

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