【千疋屋】仕入長:石部一保さんとは、何者?《カンブリア》

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【画像出典:goodfoodibaraki.com】仕入長 石部一保さん

銀座千疋屋:仕入長 石部一保さん

そこで石部さんは攻勢に出た。

 

千疋屋の中でも特に力を入れている

水蜜桃をEUへ輸出すると言う荒業だ。

 

鮮度が命のフルーツを

いかにして、ヨーロッパへ届けるか。

 

それは

フルーツを眠らせる方法だった。

 

銀座千疋屋が桃の輸出

山梨南アルプス市8月・・・観光農園では大勢の客が桃狩りをしていました。
その中に外国人観光客の姿も。
新嘉坡やら、ロシアやら。
果樹園は外国人観光客に隠れた人気スポットになっているようです。

外国人観光客の人は日本の果物は甘みやみずみずしさに驚くそうな。
そんな海外へ輸出している果物は、りんご、なし、ぶどう、みかん、かきなどがありますが、その9割が近隣諸国への輸出です。
中国6%、台湾64%、香港21%。これでほぼ全体の9割。

理由は単純。欧州へ運ぶには船便で1ヶ月半。腐ります。
飛行機では5日間で運べますが、コストが船便の3倍で割に合わない。

更に、EUへは生の果物輸出に厳しい規制があります。

EUへ生の果物を輸出するには
・厳しい食品安全規格を満たす必要
・高い輸送コスト

それをどうにかしようという挑戦が行われました。

東京中央区銀座千疋屋。老舗果物店・・・高級な旬の果物が並びます。
誰が買うんだというあの果物ですね。1個2700円の柿とは何事かと。

それでも売れます。
「物が良いというか、見た目も綺麗、味も美味しい、どれを買っても外れがない」
と、セレブそうな人が。

しかしその千疋屋にもある懸念があります。
「もともと果物の消費量は日本は少ない。そういう中でも年々減少している。若者が食べなくなっている」

・・・そもそも千疋屋で果物なんて買えませんしねぇ。うん。

ということで、新たな市場の開拓のため会議が行われ、欧州に日本伝統の「水蜜桃」を輸出しようというプロジェクトが始まることになりました。
欧州には「ネクタリン」という果肉の堅い桃がありますが、日本のような桃は無いそうです。

さて、どうやって輸出するか。

出典:日々綴 ~毎日更新し続けるブログ~

フルーツを眠らせると言う事が

実現できるのか?

 

という疑問に対し、

答えを出したのが、

中小企業だった。

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会社名はデイブレイク株式会社

限りなく生に近い鮮度と

 

味を保ったまま冷凍できるという

独自の技術を持っていた。

 

千疋屋HPより

◆最新の冷凍技術により、さらに香り高く、深い味わいに
冷凍方法も一新しました。従来の冷気にさらすエアーブラスト製法から、冷たい液体の中で凍らせる液体凍結製法に変更。熱伝達の早い液体により凍結スピードが飛躍的に向上する為、氷の結晶を最小サイズに留めることができるので、素材の細胞を壊すことなく冷凍することが可能になりました。その為、従来よりも果物本来の甘み・酸味の深い味わいに加えて、高い香りを感じて頂けるようになりました。解凍時間によって少しずつ食感が変わっていきますのでお好みの食べごろを見つけて、サクサク新食感の果物をお楽しみください。
ひんやりと冷たい、これからの暑い夏にぴったりの商品です。お友達や家族の団欒などにお召し上がりください。

 

デイブレイク株式会社

株式会社新栄冷熱の専務取締役が興したベンチャー企業。
神奈川県で、70年続く老舗冷凍機業者の3代目である代表木下昌之の冷凍技術の知識と経験、人脈を活かし、冷凍関連ビジネスに新たなマーケットを作るべく創業した。
ITコンサルティング業界最大手のコンサルティングファーム出身者によるIT化ノウハウと、インターネットマーケティング業界最大級の実績を持つメンバーのテクニックを加え、業界の域を超えた新たな販促手法の導入とITインフラ化を進め、業界に革命を起こすべく活動中。

急速冷凍技術の利用支援から、機械の設置・メンテ、食品の冷凍ノウハウの提供、お客様の商品の販路マッチング、インターネットマーケティング支援まで、冷凍に関する総合コンサルティングを行う日本で唯一の冷凍ソリューションカンパニーとして急成長中。

国内外含め、大手急速冷凍機メーカー、冷凍関連省エネ技術メーカーとの提携等、創立早々業務の幅を拡大している。

出典:デイブレイク株式会社HP

 

様々な、未知の技術は、

中小企業が開発をしてきたということは、

枚挙に暇がないほど多い。

 

大きな仕事を追いかけていくのではなく、

自分たちの技術を信じ、

そして磨きをかける。

 

一見無駄に見えるこの作業を

大手はやりたがらない。

 

これは、仕方ない事であると思う。

 

やはり、体が大きくなると(大企業だと)

フットワークは重くなりがちだからだ。

 

こういった側面を見ると、

「適材適所」という言葉が思い浮かぶ。

 

この、適材適所を生かし、

大企業と中小企業が

しっかりと連携が出来れば、

メイドインジャパンの力は

飛躍的な成長が考えられると思う。

 

さて、千疋屋に話を戻そう。

 

今回の千疋屋のこの動きこそ、

大手と中小企業の結びつきだと思う。

 

正直、この仕入長の石部一保さんの

目利き、腕利きは、果物に対する

物だけではなく、

 

日本の未来に向けられているのではないか?

 

そう考えるとワクワクしてしまいます。

 

また、10月6日に

千疋屋が、カンブリア宮殿で

紹介されるので、

ぜひチェックして欲しい。

出演は、

株式会社千疋屋総本店 代表取締役社長 大島博さん

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