10月11日放送の
ガイアの夜明けにて、
家具のニトリの似鳥会長が出演し、
今後の店舗展開について語ります。
家具のニトリが、高島屋に出店した。
場所は、横浜市の港南台店だ。
続いて、今年の12月には
東京・新宿の「タカシマヤタイムズスクエア」に
出店すると発表した。
家具のニトリが、新宿への出店をするのは
初めてのことである。
出店の意図・戦略とは?
港南台店出店が、高島屋への初出店となる。
高島屋港南台店としては、
立地的に、デイリー生活雑貨や
ホームファッション等をメインに
訪れる客も多く、
ニトリを出店する事で
地域のニーズに応え、
隣接するSCと一体となる。
そして、街の魅力度向上を目指す。
としている。
ニトリ側としては、
今までの、大型のロードサイドでの
出店をメインとしてきたので、
土地の少ない都市部への
出店が出来ておらず、
空白を埋める事で、
winwinの関係を築くメリットがある。
さらに、ニトリ側としては、
他の高島屋にも出店を目指している。
それが、今回の新宿への出店となる。
新宿高島屋への出店
通常1~2フロア展開が多いニトリ。
そんな中、ニトリ南町田店では、
5フロアでの多層階運営をしている。
今回の新宿高島屋への出店は
この多層階でのオペレーションの
ノウハウを生かすという。
ニトリの現状
既存店客数は7.1%増と大きく伸長し、
6月も16.6%増と伸び、
客数が増えていることがわかる。
似鳥昭雄会長兼最高経営責任者(CEO)は、
「私がテレビに出てボケ役が受けた。
テレビCMも含めて良かった。
今まで来ていないお客さんに来てもらえている」と分析。
似鳥会長は毛沢東作戦で快進撃を続けており、
イオンを抜いたという。
毛沢東作戦とは何?
田舎の農村から攻めて最後は都心に向かう
これが真髄である。
ただ、これは似鳥会長が言った言葉ではなく、
メディアが語ったことであるが、
似鳥会長は、「うまいこと言うなと思う」
とコメントしていた。
筆者の感想
ニトリの高島屋出店に関しては、
ブランド化を加速したい意図があるのでは?
と、思いますね。
そして、高島屋に訪れる客層が
ニトリの家具を買うかどうかです。
似鳥会長は、
「主婦にいったん入ってもらえると、
ニトリって意外といいじゃないとなる。
今はこの大チャンスをひきつけて、
ほかの商品も買ってもらうように
継続させていきたい」
と話しています。
という事で、「立ち寄らせる」という
作戦なのかなぁと思う。
そして、メリットとしては、
仕事量の増加と、在庫の整理が
できると思う。
高島屋で購入される客は、
ほぼ100%自宅配送を希望すると思う。
そこで、郊外店で在庫している商品の整理や
郊外の空き倉庫の活用、そして配送の
活発化が考えられる。
いずれにしろ、大手の進出に関しては
付随する事業にプラスの効果を生むことが
最大のメリットだと思う。
最後に、心配としては、
ブランド化が進む事で、
価格の高騰が考えられる。
これからは、郊外店と都市店の
2ラインナップで攻めるのか?
今後の運営に要注意ですね。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
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