こにゃにゃちは!
先ほど、速報で流れてきました!
小5の男の子が
ヤマカガシに噛まれて意識不明の重体
とのことです。
え?ヤマカガシって毒蛇なの?
10歳の男の子意識不明の重体
兵庫県警伊丹署は30日、伊丹市荻野の若松公園で、近所の小学5年生の男児(10)が強い毒を持つヤマカガシとみられるヘビ(体長約60センチ)に右手首をかまれ、一時意識不明の重体になったと発表した。
血清を投与され、快方に向かっているという。
同署によると、男児は29日午後6時頃、友人と2人で遊んでいる最中にかまれた。帰宅後、出血が止まらず頭痛がひどくなったため、同8時過ぎに救急搬送された。その後、意識不明となったが、30日に回復したという。
ヘビは友人が捕まえ、リュックに入れて男児の母親に渡した。30日朝、母親が同署に通報した。
出典:読売新聞
ヤマカガシの毒ってどのくらい強い?
まず、ヤマカガシは
毒蛇です!
これを知らない人が
かなり多いのです。
その原因となるのが、
1、ヤマカガシはおとなしい
いままで、毒があるのに
あまり注目されてこなかったのは
ヤマカガシの攻撃性が
低いことが挙げられますね。
マムシやハブに比べて
動くものに対して
いきなり噛んでくる事は
あまりないとの事です。
2、毒牙は奥にある
この写真をご覧ください。
ご覧の様に
ヤマカガシの毒牙は
かなり奥にある。
そして、ヤマカガシには
毒牙を押し出す筋肉が無いそうなので
噛まれても重症化しにくい
という特性があります。
ヤマカガシの毒の強さ!
ヤマカガシの毒の強さは
実は、ハブやマムシよりも強いのです。
さて、その皮下LD50で比較する「日本三大毒蛇(マムシ・ハブ・ヤマカガシ)」の毒性は次のようです。当然ながらLD50の数値が小さいほど毒性は強いことになります。
◇第1位:ヤマカガシ LD50=5.3 (mg/kg)
◇第2位:マムシ LD50=16 (mg/kg)
◇第3位:ハブ LD50=54 (mg/kg)ヤマカガシは、猛毒で恐れられるハブやマムシを抑えて、堂々の第一位。
ヤマカガシの毒性はマムシの3倍、ハブの約10倍の強さです。
まさに日本一の猛毒の持ち主と言えるでしょう。それがヤマカガシなのです。
ヤマカガシの持っている毒は
LD50という毒です。
上記の見方としては、
LD50=5.3(mg/kg)
1kgに対して5.3mgで致死量という事。
35kgの体重のお子さんですと
5.3×35=185.5mg
185.5mg=0.1855g
おおむね0.2gで致死量になる計算です。
小5男の子重体:考察
ヤマカガシの危険性はこれくらいにして
ちょっと考察してみましょう。
まず、友達すげぇなw
ということです。
この男の子が噛まれた後
蛇を鞄で捕まえて、男の子の
お母さんに引き渡してます。
たぶんこの子は、生物に詳しく
「この蛇に噛まれた」ということを
伝えるために捕まえたのでは?
ヤマカガシに噛まれ意識不明:まとめ
血が止まらない
頭痛がする
という事で、3時間後に
ようやく病院に行ったそうですが
特別な知識がないのであれば
蛇に噛まれたら即
病院に行くことが大切ですね。
何はともあれ、今回のお子様が
1日でも早く回復することを
お祈りしております。
それでは、最後までお読みいただき
毎度、ありがとうございます!
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