軍事ジャーナリスト田岡俊次の見るバイデンと中国、はざまで混迷する日本。バイデンは民主党だから中国融和的、という俗説を否定しつつ、外交と安全保障は、単純な価値観論争では解決しない問題だと田岡さんは言います。日本には中国が尖閣を取りにくるからこれに対抗しなければ、という勇ましい人がいますが、中国が「尖閣をとりにくる」時には、それは真珠湾攻撃がハワイ戦争に終わらず日米開戦となったのと同様日中の全面戦争の始まりです。沖縄お嘉手納基地、佐世保、岩国、横須賀は攻撃の対象となるでしょう。その危険を冒して、アメリカは日本と共に中国と全面戦争する気はあるか、と言えばありません。あり得ないから気楽に弱腰を批判し武力に訴えることも辞さずと言える、そのタカ派の平和ボケを徹底解説。
収録は2020年11月25日 王中国外相が訪日し菅首相と会談した日でした。
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