コロナ禍でも「躊躇せず避難して」(2021年2月14日)

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ANN
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コロナ禍で起きた今回の地震では感染の不安から避難所へ行くことをためらう人もいました。
専門家は「躊躇せず避難してほしい」と訴えています。

コロナ禍は、災害時の避難の姿を大きく変えました。福島県相馬市の避難所では、保健師らが、検温と消毒を呼びかけていました。体育館には35張りのテントが、間隔をあけて設置されていました。新型コロナ対策で2020年の12月に買ったばかりで、今回初めて使用することになりました。
テントは、家族ごとに割り当てられ、家族以外の人と接触しないよう配慮しているといいます。
一時92人が身を寄せていました。

避難した女性
「(避難所の)中は素晴らしく変わっていました。前は雑魚寝という感じだったんですね。
今回はちゃんとテントみたいなのがあって。
Qコロナ対策で感染症が怖いから避難所に行くのやめようとは思わなかったですか?」
それはちょっとあったけど、マスクは必ず持っていこうと。」

▽感染が不安・・・避難を躊躇したケースも
 93歳の母親との二人で暮らし女性は余震などへの不安はありましたが、避難所へ避難しませんでした。
「(母は)93歳ですから(新型コロナが)うつってきたら大変ですし、マスクも外しちゃうんですよ。長い時間圧迫するんでしょうね。」

▽生かされた教訓「避難を躊躇しないでほしい」
コロナ禍での大きな災害には熊本県などに甚大な被害をもたらした「令和2年7月豪雨」があります。
当時、コロナ禍の避難所を調査で訪れた専門家の国崎さんは今回の地震で「令和2年7月豪雨」でのコロナ対策のノウハウに加え、「2011年の東日本大震災」の経験が生かされたと言います。
相馬市では地震が発生してから、わずか1時間で新型コロナに対応した避難所が立ち上がりました。
国崎信江さん
「東日本大震災を経験してるということもありますので、東北の避難所ではレイアウトであったり、設備、パーティションであったり、かなり早い段階で準備ができていたように思います。」

ただ「令和2年7月豪雨」の際も被災自治体のアンケートでは、4人に1人がコロナ禍によって避難所への避難を躊躇したと答えています。
国崎信江さん
「コロナが怖いから避難所に行くのはやめるではなくて、何をもっても大事なのは命を守ることですから、そこの避難所に行くことが唯一の命を守る方法なんだとしたならば、もうためらわずにとにかく命を守るために避難所へ避難をしていただきたいと思います。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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