東京・上野の国立科学博物館はマッコウクジラの本物の骨を使って体の構造を再現した約14メートルの巨大な標本を世界で初めて公開します。
9日から常設展示されるのはマッコウクジラの最大の特徴である頭部の内部構造を詳細に再現した半身模型と実物の全身骨格を組み合わせた世界初の展示標本です。大きさは約14メートルあります。
この雄のマッコウクジラは2005年8月、鹿児島県南さつま市の海岸に打ち上げられました。
国立科学博物館は博物館に運び込んだマッコウクジラの骨を約3週間かけて組み立てました。
国立科学博物館・田島木綿子研究主幹:「下の所にある白っぽいのが本当の頭の骨なんですけど、その上にあるピンクのシマシマと、ピンクとベージュっぽい所の部分が脂肪層と筋肉の所を再現した。脳みそは後ろの骨の中に我々と同じように頭の骨の中に入っていますので今回、再現したのは本当に頭部の特徴的な頭の出っ張りを表現したというのが1番の特徴になります」
展示を担当した田島木綿子研究主幹は「マッコウクジラの特徴的な頭の構造は骨を見るだけでは分かりづらく、脂肪や筋肉などと一緒に見ると理解しやすくなった」と話しています。
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