アストラゼネカのワクチン　独仏伊が接種を一時中止(2021年3月16日)

イギリスの製薬大手「アストラゼネカ」の新型コロナウイルスワクチン接種後に血栓などの症状が報告されている問題で、フランス、ドイツ、イタリアも接種の一時中止を発表しました。

　接種後に血栓などの症状が複数、報告されているアストラゼネカのワクチンについて、フランスのマクロン大統領は15日、「予防的措置」として一時、接種を中止すると明らかにしました。

　他にもドイツやイタリア、さらにスペインも接種の一時中止を相次いで発表しました。

　ヨーロッパで接種を控える国が増えていることから、EU（ヨーロッパ連合）の医薬品規制当局は18日に臨時会議を開き、対応を決める予定です。

　一方、WHO（世界保健機関）は15日、現時点でワクチンとの因果関係は確認されていないため「パニックを起こさせたくない」として、接種の継続を呼び掛けています。
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