去年7月にオープンした水族館が新型コロナの影響で再び窮地に陥っています。
珍しい古代魚や、熱帯魚・・・。だけでなく、アフリカや南米の動物など約230種類の生き物がいます。ここは、川崎市のショッピングモールの中にある水族館です。
最先端のテクノロジーを引っ提げ、水族館がオープンしたのは去年7月のことです。当時、コロナ禍でアマゾンの村から魚が届かないなど、トラブルに見舞われました。
あれから9カ月、またピンチが訪れています。
カワスイ川崎水族館・有馬律雄館長:「感染者が増えるとともに反比例するような形で、(来館者が)徐々に減少していった」
客数は想定の半分ほど。このままでは、維持費が捻出できない事態に・・・。
カワスイ川崎水族館・有馬律雄館長:「維持費は(月に)大体数千万円かかる。水道光熱費、魚の水の循環もある。飼育の餌(えさ)代など。どんな状況にあってもかかる費用は同じなので、非常に厳しい」
コロナはこんな弊害も。魚を自動で判別し、触ると解説文が現れるディスプレイ。接触感染を警戒するため使用を制限していました。
本来のパフォーマンスを発揮しにくい状況が続きます。そこで・・・。
カワスイ川崎水族館・有馬律雄館長:「わらにもすがる思いで、クラウドファンディングをさせて頂いた」
水族館は集まった約270万円を維持費に充てるほか、今月、開業以来初めてのイベントを開催。
カワスイ川崎水族館・有馬律雄館長:「多摩川で釣りあげられた黄金のナマズ“タマズン”。多くの方にタマズンに会いにきてほしい一方で、とても複雑な心境」
コロナ禍で迎えるゴールデンウィーク。先の見通せない状況が続きます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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