朝焼けのなか出発進行。始発が早朝4時台の通勤バス、どんな人が利用しているのでしょうか。
東京・八王子市にある「西東京バス」。今月1日から、都心へ出る新たなバス路線の運行を始めました。
驚くべきは始発の時間。
西東京バス営業部部長・井上喜央取締役:「(午前)4時39分と早い時間になっています」
運行初日。なんと、まだ夜が明けきらぬうちからお客さんが。横浜から泊りがけで来たといいます。
午前4時を過ぎると、さらに人の姿が。
すると、そこへ1台のバスが到着しました。これぞ、新たに運行を開始した八王子から新宿まで走る高速バス「通勤ライナー」。
八王子市と日野市の8カ所のバス停に止まり、その後は、高速道路に乗って新宿西口駅前に向かいます。
この日の乗客は5人。通勤ライナーは予約制なので、必ず座れるのが魅力です。新宿まで、約2時間。運賃は、大人1000円です。
車内には、気になる青年の姿も。声を掛けてみて、驚きました。
八王子市に住む中学生(14):「中学3年ですね」
普段は徒歩と電車で、新宿まで通学しているといいます。
八王子市に住む中学生(14):「電車とかでマスク着けていない人がいて、不安があるので。距離を置ける高速バスは便利」
「西東京バス」は、コロナ禍で苦境に立たされています。そこで、新たな試みとして始めたのが「通勤ライナー」です。
西東京バス営業部部長・井上喜央取締役:「コロナ禍で通勤スタイルが変化していて、毎日通勤している人が少なくっています。そこに商機があるのではないか」
回数が減った通勤時間を快適に過ごしたいのは、多くの人の願いです。高速バスなら、車内が混雑しないうえ、自宅近くのバス停から新宿まで快適に運んでくれるのです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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