心はイスラエルとともに?永遠のパレスチナ問題【田岡俊次の徹底解説】20210525

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軍事ジャーナリスト田岡俊次が見続けてきたパレスチナ問題。日本の防衛副大臣は「心はイスラエルとともに」あることを隠しません。イキがった無知丸出しの3世議員の戯言といえばそれまでですが(実は彼は副大臣としてパレスチナを2度も訪問しています)私たちはパレスチナの歴史も日本のこれまでの政策もよく知らないまま、パレスチナは「ゲリラ」であり「テロ」組織だと刷り込まれてきました。
ここは、中東問題を半世紀見てきた田岡さんに、基礎からお聞きします。
第二次大戦後、国連はアラブ諸国の反対を押し切って少数のユダヤ人たちが居住していた現在のイスラエルパレスチナ地域を区分し「イスラエル建国」の元となる決議をしました。その背景には、ヒトラーのユダヤ人大虐殺への西欧諸国の贖罪とユダヤ人の戦争協力への感謝が影響したと言われています。しかし、アラブ地域に無理を強いたこの時の国連決議と建国がその後のイスラエルとアラブの戦争を招き、イスラエルが武力で占領した地域からの撤退を求める国連決議は無視され、地域の市民の犠牲が続きます。この地域の和平をどう実現するかは、単に中東問題というだけではなく、力に頼らずどう正義を回復し平和を構築するかという大きなテーマでもあります。
収録は、2021年5月25日

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