真夏日続出 相次ぐ熱中症搬送 3つの新対策とは(2021年6月8日)

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とれたてのバズった話題をお届けする「トレバズ」のコーナー。

(大木優紀アナウンサー)
先週1週間、熱中症で運ばれた人が600人以上いました。今日も全国235地点で真夏日を観測するなど本格的な熱中症シーズン到来とも言えそうなんです。今日だけで熱中症の疑いで搬送された方、東京3人、埼玉18人、千葉10人となっています。 

そうした中、政府が新しい熱中症対策をいくつか始めるということなので注目していきたいと思います。まず、4月から熱中症警戒アラートが全国展開されるようになりました。というのも関東にお住まいの方はもしかしたら意識されているかもしれないですが、去年から関東などでは試験的に熱中症警戒アラートが出されているんですね。リスクが極めて高い気象条件を予測し、情報発信していくんですが、具体的に使われているのが「暑さ指数」というもの。気温・湿度・輻射熱によって求められるこの「暑さ指数」、一番危険な31以上が「外出はなるべく避け、涼しい室内に移動してください」という暑さになるんですが、この熱中症警戒アラートが発表されるのが「暑さ指数」33以上ですから非常に危険な状態で発表されることになります。ですのでこの熱中症警戒アラートが出た場合は、とにかく涼しい室内に移動して、水分補給しっかりしましょうと覚えておいてください。

(小松靖アナウンサー)
熱中症警戒アラートが出たら「避難」と単純に覚えた方がいいですね。

(大木アナ)
環境省などはLINEを活用して熱中症警戒アラートや暑さ指数を発表していくという事なので、屋外などにいても手元でわかるのはいいですよね。

(小松アナ)
光化学スモッグなども放送があったりしますけど、一斉に知らせるのは大事ですね。

(大木アナ)
続いては学校に関するもの。「学校における熱中症対策ガイドライン作成の手引き」を初めて環境省と文科省で作ることになったんです。なかったんだ?という感じなんですが実は熱中症対策のガイドラインというのは各都道府県の教育委員会ごとにありましたが、日本列島は縦に長いので気象条件なども結構違うということもあってガイドラインがない教育委員会もこれまであったんです。ですので今回そのガイドラインを作るための手引きを作るということなんです。と言いますのも、学校での熱中症の事故は毎年5000件ほど起きていて、本当に深刻ですから。ではその対応策の具体例を見ていきましょう。「暑さ指数が31を超えたら屋外での体育や全校集会などの活動は原則中止」になります。また体育の授業なんですが、今マスクをしたまま行っている学校もあると思いますが、このガイドライン作成の手引きの中では「体育の授業ではマスクの着用は必要ない」と明記されています。

小さい子供って自分の体調の変化に気づきにくいんですよね。このあたり先生の指導が大切だと思いますよね。

(林美沙希アナウンサー)
子供は大人に言われたら我慢してしまうところもあると思うので、外に出るだけで危険な暑さってありますから、しっかりして欲しいなって思いますね。

(大木アナ)
感染症の対策と熱中症の対策、うまく棲み分けてやっていきたいなと思いますね。

さて、子供の次はペットです。環境省がペットにも注意喚起するのは実は初めて。今回「ペットを車内に残さないで!」というポスターを作って、注意喚起をしています。小泉環境大臣もペットに関して「自動車の中に取り残された場合、短時間であっても熱中症のリスク、命が脅かされるリスクが非常に高いです」と言っています。というのも犬の熱中症って意外と多くて短時間で2018年度だけで965件も報告されています。
(アニコム損害保険によると)

ということで愛犬家の小松さん、ワンちゃんにも注意が必要なんですね。

(小松靖アナウンサー)
犬は地面に近いので、アスファルトは50℃・60℃になったりするので余計暑いですよね。あと高齢者の方もご自身で暑さを感じにくくなって、汗もあまりかかなくなるので、高齢者の方も周囲が気遣ってあげることが大事かなと思いますね。

(大木アナ)
節約・節電も大切ですが、しっかり冷房を使うことも大事になってきますね。以上、今日のトレバズでした。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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