静岡県は土石流の起点の周辺に開発行為による盛り土があり、この盛り土すべてが流出したと発表しました。
(林輝彦アナウンサー報告)
熱海市の土石流が起きた逢初橋からお伝えします。こちらは海岸から直線距離で200メートルほどの地点です。
現在も救助隊員による捜索活動が行われています。
橋の上では現在、オレンジ色のショベルカーが土砂によって潰れてしまったとみられる車両を撤去する作業を行っています。
熱海市内は4日も雨が降り続いていて、足元が悪くなっています。慎重な捜索活動が行われています。
静岡県によりますと、土石流の起点は海岸から2キロほど上流の地点です。
土石流の起点の周辺では、幅約100メートル、長さ100メートルほどにわたって、深さ10メートル程度が崩れたとみられます。
周辺には開発行為による盛り土があり、土石流発生との因果関係は分かっていませんが、県はこの盛り土がすべて流れ出ていて、土石流による被害を甚大化させた可能性があるとしています。
流れ出た土砂の総量は10万立方メートルと推定されています。
土石流の起点について静岡県は、5日から24時間体制で監視を行う方針です。
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