警察が「令和のコメ泥棒」と呼んで行方を追っていました。
警察が押収した米袋。茨城産に千葉産、福島産、秋田、埼玉、宮城、山形とまるで米の品評会です。
警察によれば、これらは盗まれた米。ほぼすべてが空でした。となると、中身はどこに消えたのか・・・。
鍵を握るのがベトナム国籍で39歳のトラン・ゴック・ハン容疑者。
先月12日、埼玉県久喜市の農家から米180キロを盗んだとして今月19日朝、逮捕されました。
被害を受けた農家:「30キロが6袋。全くの想定外。ちょっと、あ然とした感じ」
周辺での被害は去年は50件以上。今年も約20件あり、警察は令和のコメ泥棒として捜査していたといいます。
そんななか、浮上したのがベトナム国籍のトラン容疑者。
警察は別の事件に関わった疑いがあるとして内偵捜査を進め、先月22日に不法残留の疑いで逮捕しました。
関係先を調べたところ、トラン容疑者が借りていた倉庫から米袋約300袋が見つかったといいます。
盗んだのか、そうだとしたら中身はどこに・・・。
しかし、本人は警察でこう供述。
トラン容疑者:「私は分かりません」
一方、捜査関係者は食べられる量ではないと話しています。
だとしたら、中身だけ出して転売などという可能性はあるのか。
被害に遭った農家は・・・。
被害を受けた農家:「できるんじゃないですか。精米をすればきれいなおコメができますので」
埼玉県警によれば、トラン容疑者は久喜市での事件が起きた当日、県内の無人精米機で3袋分を精米していたといいます。
警察は米の行方などを詳しく調べています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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