1964年の前回のオリンピックに向けて、東京はインフラ整備が急ピッチで進み、景色が大きく変わりました。
当時の映像を、シリーズで公開します。
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オリンピック開幕を9日後に控えた10月1日
新しい日本の大動脈、東海道新幹線が開業します。
午前5時45分から東京駅で出発式が行われました。
石田礼助国鉄総裁らに小学生から花束が贈られます。
総裁がテープをカットすると、定刻の午前6時に「ひかり1号」は、大橋猛敏東京駅長が見守る中、滑るようにホームをあとにして新大阪へと出発しました。
東龍太郎都知事も手を振って見送ります。
「ひかり1号」はゆっくりと有楽町のビル群を抜け、
スピードを上げて神奈川県の酒匂川鉄橋を渡っていきます。
第1便は乗客でいっぱいです。進行方向右手の車窓に富士山が見えます。
新大阪を出発した「ひかり2号」とすれ違いました。
車掌による検札です。切符を確認して鋏をいれています。
食堂車は大混雑です。新幹線の食堂車は2000年に廃止されました。
「ひかり1号」は4時間かけて、終点の新大阪に無事到着です。
歓迎式で迎えられます。
一番列車の山本幸一運転士、伊月正司運転士は大役を果たし、東京都知事から大阪府知事への手紙を手渡しました。
インタビューを受け、列車の前で記念撮影に臨みます。 ※この映像にはナレーションはありません。ご了承ください。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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