残り2時間に迫った開会式。この開会式に組織委の森喜朗前会長も参加することが分かりました。森前会長を巡っては、無観客開催のソフトボールの試合を観戦していたことを橋本会長が明かしました。
多くのスポンサー関係者や安倍前総理も欠席するなか、森前会長は開会式に出席することになりました。
女性蔑視発言で会長の座を降りましたが、今でも積極的にオリンピックには関わっています。21日、福島あづま球場で行われた女子ソフトボールの開幕戦も観戦していたといいます。
大会組織委員会・橋本聖子会長:「福島でのソフトボールに森前会長は、ご観戦をされておりました」
」
福島県で行われる競技は無観客。会場に入るには特別な許可が必要なはずです。
大会組織委員会・橋本聖子会長:「視察ということになるかと思いますけど、これは前会長の時に福島あづま球場でのソフトボールを決定したということがあり、知事、そして地元市町にお世話になったということのお礼を込めて伺ったと」
開会式を巡っては、オーストラリア出身のIOC(国際オリンピック委員会)・コーツ副会長への批判も噴出しています。
オーストラリア・クイーンズランド州ブリスベンが2032年のオリンピック開催地に選ばれたことを受けた記者会見。開会式への欠席を表明しているクインズランド州の首相に対し、こう言い放ったのです。
IOC・コーツ副会長:「あなたは開会式に出るんだ。私はまだ候補地のリーダーシップグループの副会長だ。あなたたちは全員出席して、伝統的な部分や開会式に何が必要か理解しなくてはならない。誰も部屋に残って隠れていてはいけない」
この態度が典型的な上から目線で女性を説教する男性だとして、「傲慢(ごうまん)」「辞任すべき」などの声が地元オーストラリアから上がっています。
過去のコントでユダヤ人大量虐殺を揶揄(やゆ)する発言をしていたとして、開会式前日に一部演出を担当していた小林賢太郎氏が解任された件を巡り、記者会見では、こんなやり取りもありました。
大会組織委員会・橋本聖子会長:「私の方は(小林氏の件について)関係者からの指摘を受けて、早い時間帯の朝ですね」「(Q.それは中山副大臣からということではなく?)違います」
中山副大臣とは中山泰秀防衛副大臣のことです。問題が表面化する前の22日未明、小林氏の発言についてツイッターのフォロワーから知らされ、こんな返答をしていました。
中山防衛副大臣:「ご連絡頂きありがとうございました。早速サイモンウィーゼンタールセンターと連絡を取り合い、お話をしました」
中山副大臣は取材に対し、自分が連絡した時には、すでにユダヤ系団体は発言を知っていたとしています。
中山防衛副大臣:「情報提供があって把握している。声明を出す準備をしていると言っていた」「時間を争う話だった。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
コメント