児玉龍彦さん(東大先端研)と金子勝さん(立教大)のお二人にうかがう「新型コロナと闘う」シリーズ。今回は、感染拡大の上昇局面でとるべき「重症化を防ぎいのちを守る」対策について、最新の知見をお送りします。政府は「重症以外は自宅療養が原則」方針を表明し、轟々たる非難にあい事実上の撤回に追い込まれました。政府の対策に根本的に欠けているのは、コロナは病気で患者には命を守る治療が必要だという視点です。この1年半でコロナの解明も治療法も飛躍的に進みました。感染症医にだけ任せる政策を転換し、広く医療関係者、研究者に対策への参加を求めることでその成果を生かして対応すれば、上昇局面に耐え、次の下降局面での対策につなげることができます。今、必要な情報をお届けします。
収録は、2021年8月7日
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