防衛ジャーナリスト半田滋がしつこく追及するイージスアショアのなれの果て。24時間365日、北朝鮮のミサイルを監視し国民を守るはずだったイージスアショア2基。でも、その前は、イージス艦8隻あれば、24時間隙間なく国民を守れると政府は言っていたのに。現場が求めないイージスアショアをなぜ無理やり買ったのか、もちろん安倍トランプ会談で押し付けられほいほいとその気になってしまったから。ところが、実際に配備を検討しだすと、地元は大反対、お粗末な適地選択の過程も明らかになった。しかも、防衛省がそれまでかたくなに否定していたブースターの基地外落下が否定できないからという理由でイージスアショアの配備をあきらめることになった。それなのに、今度は発注済みの陸上イージスレーダーを船に載せて活用するおバカな案が急浮上。もともと船に載せるという制約のない陸上配備前提の装備は、小型化の工夫なんかないから大きい。それを載せる大きな船を2艘作ったら1兆円にちかくなる。なんてことなんだ、キャンセルできないのかと思うが、役人はそんなことはできない。というような、日本の防衛に何が必要なのかを総合的に考えたわけではない浪費、濫費が横行する武器爆買いの現場を解説します。
収録は、2021年8月18日
コメント