すっかり夏になりましたが、2022春の立憲デモクラシー講座最終回をお届けします。参議院選挙の結果は、国民が現状を肯定し安定を求めていることを示したと言えるのでしょう。それは、戦後、現状への不満と変革への期待をエネルギーとしてきた社会が、現状の肯定と変化への怖れに覆われるようになり、「戦後革新」のおわりがやってきたことを意味するのかもしれません。そのような状況にあって、この先に見えてくる「夜明け」はどのようなものであり、どのように招き寄せることができるのか、答えはまだ霧の中です。デモクラシーの旗を振り続けてきた山口二郎さんの自問に、一世代若い河野有理(法政大学教授)が、温かくしかし厳しく突っ込みながら、進みます。
収録は、2022年7月22日
コメント