京アニ放火事件　被告の裁判員裁判　きょう初公判(2023年9月5日)

　2019年に京都アニメーションのスタジオが放火され、36人が死亡した事件で、殺人などの罪で起訴された青葉真司被告（45）の裁判員裁判が5日、始まります。

　起訴状によりますと、青葉被告は2019年7月18日、京アニの第1スタジオに侵入してガソリンをまき、火をつけてスタジオを全焼させ、社員36人を殺害し、32人に重軽傷を負わせたなどの罪に問われています。

　青葉被告は捜査段階で、「ガソリンを使えば多くの人を殺害できると思った」と供述したうえで、「小説を盗まれたのでやった」と、動機を説明したとされています。

　京都地検はおよそ半年間の鑑定留置を実施し、「刑事責任能力を問える」とみて、起訴しました。

　裁判では、「被告の刑事責任能力の有無や程度」が争点となる見通しです。

　判決は来年1月25日に言い渡されます。
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