岸田総理が来年の春闘で今年を上回る賃上げを要請したことに対し、日本商工会議所の小林会頭は、賃上げしても物価の高騰がそれ以上で追い越すのは永遠に不可能な状況だとして、政府・日銀の物価対策を強く批判しました。
日本商工会議所 小林健会頭:「賃上げ努力してもね、物価の高騰がそれ以上に常になって、何というか賽(さい)の河原に石を積むような形で、賃上げすればそれに追っ掛けて物価が上がる。それでまた物価を追い越せということは、そういうスパイラルは永遠に不可能なわけですよね」
そのうえで、小林会頭は「物価が野放図で、円安は野放図で、値上がりしたものを『買え、買え』というのはちょっとおかしいんじゃないか」と政府・日銀の物価高対策や為替政策を厳しく批判しました。
小林会頭は、一番困っているのは円安であり、低金利を求める傾向にあった中小企業の間でも日米の金利差をもう少し縮めてもいいのではないかという意見が出ていることを紹介しました。
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