オランダで下院の総選挙が実施され、反ヨーロッパ連合やイスラム系移民の排斥などを掲げる極右政党の「自由党」が第1党になることが確実になりました。
22日、オランダ下院の総選挙の投開票が行われ、公共放送によりますと、開票率98%時点で極右の自由党が改選前から20議席増やして37議席を獲得し、第1党の座を確実にしたということです。
定数は150議席で過半数に達していないため今後、他党との連立を協議する必要がありますが、難航するとみられています。
自由党はイスラム系移民の排斥や国内でのモスクやスカーフ着用の禁止などを掲げていて、党首のウィルダース氏はその過激な発言から「オランダのトランプ」と呼ばれています。
一方、ルッテ首相率いるなか、道右派の自由民主党は10議席減の24議席となり、第3党に転落しました。
今回の選挙は、これまで連立政権を構成してきた4党が7月に移民問題を巡って崩壊したため、前倒しで実施されました。
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