ダイハツ工業の車両認証試験を巡る不正問題で国土交通省は23日、3車種の「型式指定」を取り消す行政処分について「聴聞」と呼ばれる言い分を聞く場を設けましたが、ダイハツ側は欠席しました。
国交省はダイハツによる車両認証試験の不正で特に悪質であると確認した3車種について、大量生産に必要な型式指定を取り消す方針です。
この行政処分を行う前の法律上の手続きとして、国交省は午後3時からダイハツ側の言い分や主張を聞く聴聞を行う予定でしたが、ダイハツは出席しませんでした。
代わりに17日に「意見はございません」とする陳述書を提出しています。
これを受け、国交省は近く正式に処分する見通しです。
国交省は不正が確認された46車種のうち、開発中の1車種を除く45車種について道路運送車両法の基準に適合するか検証を進めていて、これまで5車種で適合を確認し、出荷停止の指示を解除しています。
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