去年、警察が認知した刑法犯の数が2年連続増加し、70万件を超えたことが分かりました。特にインターネット上での不正送金被害はおよそ5倍に急増しています。
警察庁によりますと、去年、全国の警察が認知した特殊詐欺や強盗などの刑法犯は70万3351件で、おととしの60万1331件から10万件以上も増えました。
増加は2年連続です。
金融機関などを装ってパスワードなどを盗み取って行われるインターネット上での不正送金の被害件数は5528件、被害総額はおよそ86億円で、おととしの1136件、およそ15億円からおよそ5倍に急増し過去最悪となりました。
「特殊詐欺」の認知件数も、ここ10年で最多となる1万9033件でした。
また、「人身安全関連事案」とされる配偶者からの暴力などの相談の件数は8万8619件、児童虐待を受けたとして警察が児童相談所に通告した児童数は12万2806人で、ともに過去最多となりました。
国内の治安は厳しい状況が続いていて、警察庁は最新技術を使った捜査、海外機関との捜査連携や情報共有の体制構築を進めています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
コメント