将棋の藤井聡太八冠(21)に豊島将之九段(33)が挑戦する名人戦七番勝負が10日に開幕するのを前に、両者が意気込みを語りました。藤井八冠は「名人戦が始まることを実感している」と話しました。
藤井聡太八冠
「1年ぶりに椿山荘にやってきて、いよいよ名人戦が始まるんだなということを実感している」
豊島将之九段
「高揚感や良い緊張感を持ちつつ、あしたから対局していければと思っている」
名人戦七番勝負の第1局が東京・文京区のホテル椿山荘東京で10日から始まるのを前に、前夜祭が開かれました。
藤井八冠は7日に叡王戦五番勝負の第1局を戦い、勝利したばかりです。
現在、タイトル戦の連勝記録が歴代2位の15連勝中で、歴代1位の大山康晴十五世名人の17連勝に迫っています。
藤井聡太八冠
「名人戦は9時間という公式のなかでも一番持ち時間の長い対局になっていて、普段の対局と比べても、より一層深い読みであったり集中力というのが求められるのかなと感じた。あしたからの対局では最大限集中して、また読みを深めて、見ていただく方に楽しんでいただけるような将棋が指せればと思っている」
豊島将之九段
「藤井名人との対局ということで、大変な強敵ですが、自分なりに精一杯指していって良い対局を皆様に見ていただけるように頑張りたいと思っている」
挑戦者の豊島九段はおととしの王位戦以来のタイトル挑戦です。
2人の対戦成績は藤井八冠の22勝11敗ですが、豊島九段は藤井八冠に最も多く勝利しています。
注目の名人戦七番勝負第1局は10日午前9時から始まります。
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