「ストーカーじゃねぇ」51歳男…逮捕歴も 女性の首や腹などに数十カ所の刺し傷【羽鳥慎一モーニングショー】(2024年5月9日)

スポンサーリンク
ANN
スポンサーリンク

 東京・新宿区のタワーマンションで、25歳の女性をナイフで刺して殺害しようとしたとして、51歳の和久井学容疑者が逮捕された。和久井容疑者はおととし、この女性に対するストーカー規制法違反の疑いで逮捕されている。

■首や腹などに数十カ所の刺し傷

通報(8日午前3時7分)
「男性が女性に一方的に暴力を振るっている」

 警察に通報が入ったのは、8日午前3時7分。その後も「もめている」「けんかしている」などの通報が相次いだ。

 警察が駆け付けると、女性は血まみれの状態で倒れていて、すでに意識はなかったという。そして、その女性の前に、男が立っていたという。

 首や腹などを数十カ所刺され、搬送先の病院で死亡が確認されたのは平澤俊乃さん(25)。そして殺人未遂容疑で現行犯逮捕されたのは、和久井学容疑者(51)。

■父親語る 容疑者の異変

和久井容疑者の父親
「今テレビ見て、川崎市の和久井学(51)だなんて出ていたから、びっくりしていた」
「(和久井容疑者は)温厚ですよ。カーッと来るとあれだけどね」

 そう話すのは、和久井容疑者の父親。和久井容疑者は川崎市の実家で、両親と3人で暮らしていた。

 今回の事件との関連は不明だが、和久井容疑者は「女性とのトラブル」を抱えていたという。

和久井容疑者の父親
「前からもめていた」
「(Q.女性と?)うん」
「(Q.トラブルはいつぐらい?)3~4年前だよね」
「自分の車も、バイクも車も売って金にして、金を渡したら別れ話になって」

 和久井容疑者のSNSには、自身の車やバイクについての投稿が大半を占めていた。

和久井容疑者のFacebookから(2018年10月投稿)
「久しぶりに箱根に来ました!天気が良くて気持ち良い!」

和久井容疑者のFacebookから(2019年8月投稿)
「いい天気なので久しぶりに箱根の椿ラインに走りに来ました!」

 しかし3年前の11月にバイクを売却。

和久井容疑者のFacebookから(2021年11月投稿)
「16年間大事にしてきたNRの嫁ぎ先が決まりました」

 その1カ月後には車を、相次いで売却したことをSNSで報告。

和久井容疑者のFacebookから(2021年12月投稿)
「20年9ケ月乗ったNSXを手放しました」

 名残惜しそうに愛車をなで、そして手を振る動画も投稿していた。

和久井容疑者のFacebookから(2021年12月投稿)
「今までありがとう 新しいオーナーさんに大事にしてもらうんだよ 元気でねバイバイ」

和久井容疑者の父親
「(Q.気に入ってた車とかも売って、金を作ろうとしていた?)だから女性に…結婚の…。春だか秋に結婚するよなんて言ってたんだよね」
「(Q.女性とは会った?)いやいや全然知らない、どんな女性だったか…」

■ストーカーの過去…逮捕歴も

 父親に対し、「結婚」を口にしていた和久井容疑者だったが…。

和久井容疑者の父親
「前にストーカーで、ちょっとあれしてね」
「(Q.東京から警視庁が(来た)?)うん、5~6人で来たよ」
「(Q.それが3~4年前?)うん」

 「ストーカー行為」について、警視庁から口頭で注意を受けていた和久井容疑者。亡くなった平澤さんとは「4年前に知り合った」と供述している。

 捜査関係者によると、和久井容疑者は平澤さんが経営していた飲食店の客で、何度も通っていたとみられている。そして、ストーカー規制法違反で逮捕された。

平澤さんの通報
「店の客にしつこく言い寄られたり、自宅の前で待ち伏せをされたりした」

 平澤さんは2021年12月、2022年4月と、和久井容疑者によるストーカー被害で110番通報している。

 2度目の通報を受け、翌月に警視庁が書面で警告するも、その5日後に、再び店で待ち伏せ行為をしていたため、ストーカー規制法違反で和久井容疑者は逮捕された。起訴猶予処分で、おととし6月に釈放となったが、1年間の「ストーカー規制法に基づく禁止命令」が出された。

 それから警視庁は毎月、平澤さんに連絡をとっていたが、和久井容疑者からの接触はなかったという。

 そして1年間の「禁止命令」の期間が終了し、去年7月、平澤さんに確認すると、以降の「連絡は希望しない」ということで、警視庁の対応は終了した。その後も、2人の接触はなかったという。

■事件前日から女性を待ち伏せか

 しかし、7日昼すぎに自宅を出たという和久井容疑者。父親によると、普段と変わらない様子だったという。

和久井容疑者の父親
「きのう(事件前日)は普通に出ていきましたよ、車で。出て行く時『行ってくるよ』と、『おう、気を付けて』と…」

 和久井容疑者の供述によると、前日の夜から和久井容疑者は事件のあったマンション周辺に来ていたという。

 和久井容疑者は、平澤さんを待ち伏せしていたとみられる。そして、平澤さんが自宅マンション1階にあるコンビニエンスストアから出てきたところで声を掛けたという。「平澤さんが走って逃げ大声を出したので刺した」という趣旨の供述をしているという。

■現場に響き渡ったSOSと…「ストーカーじゃねぇ」

 事件直後に撮影された映像。消防がビニールシートを広げている。地面には大量の血痕と、女性もののサンダルが確認できる。

目撃者
「尋常ではないくらい『誰か助けて、誰か助けて』と」

 現場に響き渡っていたのは、女性のSOSだけではなかった。

目撃者
「刺した人は『俺はストーカーじゃねぇ』と蹴りを入れていた」

 捜査関係者によると、和久井容疑者は果物ナイフを2本所持し、女性を刺して1本目が折れたため、2本目も使ったとみられている。

和久井容疑者
「体を傷だらけにしようと思って刺した」

 和久井容疑者は、平澤さんについて「1000万円以上の金を返してほしいと思って会いに行った」と話しているが、警視庁は本当に金の貸し借りがあったのかも含めて捜査している。

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2024年5月9日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

コメント

タイトルとURLをコピーしました