中国の習近平国家主席がベトナムのファム・ミン・チン首相と北京で会談しました。領有権を巡って対立する南シナ海の問題については「適切に対処し、共同開発を加速させる」としています。
国営新華社通信によりますと、習主席はチン首相に対し、「ともに社会主義の優越性を表し、戦略的意義を持つ運命共同体を作ろう」と強調しました。
また、両国のほか、フィリピンなど多数の国が対立する南シナ海の問題については「双方が適切に対処し、共同開発を加速させ、地域の安定を守る」と述べたということです。
一方、チン首相は台湾の問題について「一つの中国の原則を厳守する」と述べています。
南シナ海の問題を巡って中国はフィリピンと対立を強めていますが、ベトナムに対しては習主席が去年12月に訪問するなど、友好姿勢を強調しています。
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