廃炉作業が行われている福島第一原発で燃料デブリの試験的な取り出しが22日から始まるのを前に、燃料デブリを分析する施設が公開されました。
取り出した燃料デブリは福島第一原発から約150キロ離れた茨城県大洗町にあるJAEA(日本原子力研究開発機構)大洗研究所に運ばれ、どのような放射性物質があるのかを分析します。
次世代原子炉の研究などが行われているこの施設は、放射線を遮る鉛が入った窓ガラスや部屋の空気が外に漏れないよう気圧が調整できるようになっています。
JAEA大洗研究所 前田宏治部長
「ようやく本格的にデブリとしてのデータをきちんと見ていける状態になってくる。廃炉を進めるための補助事業のなかで、しっかり活用していただけるデータにしたい」
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