ミャンマーの軍事政権は総選挙に向け、有権者を把握するための国勢調査を開始しました。総選挙は国軍側に有利に進められるとみられ、反発が予想されます。
来年に実施予定とされる総選挙に向けた国勢調査が1日に始まり、最大都市ヤンゴンでは朝から調査員が一戸ずつ回っていきました。
住民に名前や家の間取り、海外に住む家族の有無などを聞き取り、有権者の情報をまとめるということです。
これに先立ち、軍事政権は戦闘を続ける抵抗勢力に対して政治的な手段による問題解決を呼び掛けましたが、総選挙は前回、大勝した民主化指導者・アウンサンスーチー氏率いる政党が排除されるなど国軍側に有利な形で実施されるとみられ、反発が予想されます。
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