【The burning issues】アメリカの不沈空母「ニッポン」(布施祐仁)

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自衛隊は誕生からずっと米軍を守り、日本は「アメリカの不沈空母」だった。アメリカのつくる世界秩序を守ることが日本の安全を守ることだという判断は、アメリカも自衛隊の幹部も自明のこととしている。
ジャーナリスト布施祐仁さんの解説は目からウロコ。。
沖縄、奄美の離島に自衛隊基地が整備されているのはなぜ?中国の侵略から離島を防衛するため?イージスアショアを秋田と山口に配備するのはなぜ?北のミサイルを撃ち落として日本を守るため?ステルス戦闘機を100機買い、攻撃兵器である軽空母を持つのはなぜ?日本の国土を守るため?
いやいや、何十年も前から、自衛隊はフィリピン、グアム、日本を結ぶ海域で米軍を守る役割をあたえられてきた。
冷戦時代、日本の自衛隊はソ連極東のバックファイヤー爆撃機からハワイ・グアムを守り、ソ連の潜水艦の動向を監視し有事には宗谷・津軽・対馬三海峡を封鎖し米軍の作戦の自由を確保する役割を与えられた。今、その仮想敵国が中国となり、沖縄を含む諸島は、中国軍を封じ込める最前線となっている。
「自衛隊は生まれた時から米軍の手足だった」それは、日本の国益は米国のつくる世界秩序とともにあると考えてきた政治家には自明であったが、しかし、それでよいのだろうか。北東アジアの情勢も世界の秩序も変動する中で、日本にとてもっともよい安全保障政策を模索する時が来ている。まずは、知って、議論することから。

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