震度6強“家具に被害が及ぶ揺れ”(2021年2月14日)

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今回の地震はどんな特徴があり、いつまで余震に警戒すればよいのでしょうか?専門家にうかがいました。

▽京都大学防災研究所 境有紀教授「家具など小さな物に被害が及びやすい揺れ」
境教授は今回の地震の「揺れ」の特徴は「住宅などの建物に全壊など、大きな損傷が出にくい揺れだった」と分析しています。境教授が福島や宮城に設置してある地震計の波形を分析した結果、住宅などが倒壊するような被害が出やすい「1~2秒の周期の揺れ」が少なく、1秒以下の短い周期の揺れが多かったということです。1秒以下の周期の揺れは人が感じやすく、家具など小さな物に被害が及びやすい特徴があるそうです。

▽元気象庁長官 西出則武さん「少なくとも1週間は余震に警戒」

Q:今回はどんな地震のタイプでしたか?
西出:10年前の東北地方太平洋沖地震は海のプレートと陸のプレートの境界のところで起こる巨大地震。今回はそれとは別にプレート境界よりも若干深いところで、海のプレートの中で起きた地震というのが特徴。
今回はプレート境界で起きた3.11の地震の影響を受けて起きた可能性がある。そういう周辺も含めて余震とみている

Q:津波が起きなかった理由は?
西出:(震源は)プレート境界のさらに深いところ、55kmと発表されています。
今回、マグニチュード7.3の地震の断層が、かなり海底より深いところにありまして、地震で断層がずれたことによって起きる隆起などの変化が海底まで届かなかった。海底が隆起、沈降などすると津波が起きるが、今回は(震源が)海底と十分離れていたので、(変化が)海底まで及ばなかったと考えられる。

Q:今回の地震の余震は?
西出:時間とともに減ってはいくが、当面は大きな余震が起きる可能性があり、中には昨夜の地震と同じくらいの地震が起きる可能性は否定できない。気象庁が警戒を呼び掛けているように少なくとも一週間は様子をみていただきたいと思う。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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