東京・国立市のマンションで転落死に見せかけて妻を殺害したとして夫が逮捕されました。数々の不審な点が浮かび上がってきています。
捜査員らに囲まれても臆せず、落ち着いた様子の高張潤容疑者(44)。
去年11月、国立市のマンションの9階から妻の麻夏さんを落とし、殺害したとされます。
新たに分かったのは、高張容疑者によるとみられる「麻夏さんは自殺をした」と思わせるような行為。
高張容疑者は逮捕前、関係者に「飛び降り自殺をしたようだ」と説明。ただ、このような椅子を使うには「ひじ掛け」や「背もたれ」が邪魔で、警視庁は「高張容疑者が置いた」とみています。
「不自然な言動」は他にも。
高張容疑者(逮捕前の任意の事情聴取):「妻は育児ノイローゼだった」
しかし、麻夏さんの母親によれば、41歳の麻夏さんにとって1歳の娘は「待ち望んだ子ども」だったといいます。
麻夏さんの母親:「それはうれしかったと思う。年がいってからの子どもですし、娘は望んでいましたので、自殺は絶対ないと思いました」
これだけではありません。「落下場所」などにも不審な点があるといいます。
死亡した麻夏さん。死因は胸を強く打ったことですが、首にも「絞められたような痕」がありました。
落下場所はベランダのほぼ真下。一般的に自殺は「離れた場所」に落ちることが多いので、これも不自然です。そのためか・・・。
近所の住民:「(捜査員は)人形ですよね。それをベランダの上から持ち上げて、落とすのか分からないけどそういう格好をしていたところは自分で確認しています」
麻夏さんの母親によりますと、高張容疑者は帰宅しない日も多く、麻夏さんは「子どもを置いて、お前は出ていけ」などと言われていたといいます。
麻夏さんの母親:「『何かされるから怖い』っていうのも言ってましたので、絶対におかしいと思ってましたけれども」
捜査関係者によりますと、「高張容疑者は麻夏さんを気絶させた後、落とした可能性」があります。
一方、高張容疑者は容疑を否認しています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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