日本食レストランが急激に増えているというタイに、スシローがオープンしました。コロナで日本への旅行ができないなか、多くの客が来店しているそうです。
遠くタイの空の下、日本語のシュプレヒコールがこだましたのは、31日にバンコクにオープンしたスシローです。
店の作りも日本国内の店舗と一緒なら、タブレットで注文する仕組みも日本と一緒。食材もすべて日本で使うものと一緒だそうです。
日本と違うのは店の規模です。日本国内を含めて世界最大だとか。
これは、5日前。ずらりそろったスタッフの人数が、店の規模を表しています。5日前から、笑顔はバッチリ。「いらっしゃいませ」もバッチリでした。
ところが・・・。
スシロー現地責任者・吉田司さん:「思ったより回っていないので・・・。お寿司をきれいに作るということはできているんですけど、スピードがまだ追いついていない」
研修ながら、厨房は蜂の巣をつついたような状況。シャリはオートマチックですが、ネタをのせるのは手作業です。
背中を丸めて一心不乱に作業に没頭するスタッフは・・・。
スタッフ:「(Q.どれくらい研修を?)1週間くらいです。もっと頑張らないと。見本通りにきれいに、しかも素早く作るのが大変です」
これもコロナの影響。本来なら国外の実店舗で研修をするはずが、それがかなわず、オフィスのキッチンを使った模擬練習しかできませんでした。
しかし、開店後はコロナによる移動制限がむしろ追い風になるかもしれません。
スシロー現地責任者・吉田司さん:「こういう時代なので、日本に行けないタイの人もたくさんいらっしゃる。日本に帰れない駐在の人もいらっしゃる。日本に行かなくても日本と同じスシローが食べられるということを目指していきたい」
さて、初日の31日・・・。大きなショッピングモールの中、奥の方まで行列が続いています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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