フランスのベルサイユ宮殿の礼拝堂が修復工事を終え、日本メディアとしては初めて取材を許可されました。
ベルサイユ宮殿の「王室礼拝堂」は日本円で20億円以上をかけた3年にわたる修復工事が終わり、天井画や金色の装飾品の輝きがよみがえりました。
また、ルイ15世の机も修復が完了しました。
なかには「隠し引き出し」の細工も施されています。
学芸員、イーブ・カルリエさん:「この書斎すべての家具などは修復されました。一番の大仕事は王様のデスクでした」
ベルサイユ宮殿は新型コロナウイルス対策で閉館が続いていて、一般公開のめどは立っていません。
観光客が来られないなか、「いつか実際に訪れてほしい」との願いを込めて宮殿内にある劇場でオペラなどを録音し、CDとして販売しています。
この日は日本人の演奏家も参加していました。
演奏家・依田幸司さん:「当時の建物で当時の音楽を弾けるというのは素晴らしいことだと思います」
ベルサイユ宮殿スペクタクル責任者、ロラン・ブリュネールさん:「ベルサイユなので、レベルの高いものを提供したい。できないならやらないほうがいい。それが我々の財産で、皆さんと分かち合いたいのです。こういう状況ならなおさらです」
フランス政府は来月中旬以降、文化施設を再開していきたい考えです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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