福島第一原発の処理水放出に対して反発を強める韓国で、韓国政府が「放出による影響はない」とする専門家の意見を含む報告書をまとめていたことが分かりました。
海洋水産省や原子力安全委員会などで作る韓国政府のタスクフォースは去年10月、原発処理水を巡る報告書を作成しました。
この報告書では海洋放出の影響について、専門家メンバーが「数年後に韓国近海に到達しても海流で拡散・希釈されて有意な影響はない」とする考えを示していたことが分かりました。
これは韓国の原子力安全委員会が7回実施した専門家懇談会での発言を記載したもので、処理水に含まれるトリチウムについても「体内で濃縮・蓄積されにくく、水産物による被ばくの可能性は非常に低い」としています。
一方、韓国政府は日本産の輸入海産物への管理強化を表明していて、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は14日、国際海洋法裁判所への提訴検討を指示しています。
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