“インドから帰国”目線で見る「水際対策」最前線(2021年5月16日)

スポンサーリンク
ANN
スポンサーリンク

懸念される「インド型」ウイルスの拡大を抑え込むことはできるのでしょうか。水際対策の最前線に、カメラが入りました。

▽水際対策の最前線「空港検疫」
佐々木アナ「成田空港です、きょうもインド・デリーからの便が到着しています」
“イギリス型”よりも、さらに感染力が強いとされる“インド型”の変異ウイルス。日本国内での市中感染も報告され、最大限の警戒が必要です。その“水際対策”の最前線では・・・
佐々木アナ「到着した乗客はまず検疫所の受付へと進みます、ここで陰性証明書などを提出するということです」
アクリル板越しに、フェースシールド、マスク、手袋をしての対応です。日本に入国するには、出国前の72時間以内に受けたPCR検査などの陰性証明が必要です。さらに、日本の空港でも・・・
佐々木アナ「今まさに、検体の採取がここで行われています。このようにブースで仕切られていて、自分自身で唾液を採取するということです」
ただ、ここで受けるのは短時間で結果が出る「抗原検査」だけ。PCR検査より精度が低いとされ、すり抜けの恐れもあります。そうした漏れを補うためにも、宿泊施設や自宅での原則14日間の待機が要請されています。その確認手段として、空港では位置確認アプリなどをスマホにインストールする必要がありますが、アプリの使い方に苦戦する人の姿も。
ただアプリを入れても、約束した場所に待機していない人などが、1日あたり200~300人に上るということです。
政府はインドやその周辺のパキスタン、ネパールからの外国人の再入国について、原則拒否。現在入国できるのは日本人の帰国者です。

▽インドからの帰国者は
A「羽田に着きました。今から検疫に向かいます」
Aさんは、日系企業の駐在員として2年半、インドのデリーで暮らしています。
A「一歩も外に出ない生活を、1カ月ほど実はやっていたんですけど」
きのう(5月15日)、妻と5歳、3歳の子供と一緒に、帰国。空港到着後に、直面したのは‥
A「今、抗原検査の検査待ちをしていますが、全然呼ばれる気配がありません。この通り人がずっしり詰めています」
人の多さと、待ち時間の長さ。さらに不安を感じたのは、様々な国からの入国者が隣り合う状況です。
A「隣の方も小さい子どもを連れていて、うちも子供がギャーギャー言っていたので声かけてくれて。『大変ですね』って」
「どこから帰ってきたんですか?って聞いたらアメリカですと言って。それは外国の方だったんですけど。アメリカから帰っていますと」
結局、Aさんが空港から出られたのは‥
「着いてから8時間経った後、ようやくです。くたくたに疲れておりますが、しばし、ホテルまで休めそうです」
インドからの入国者は、国指定の宿泊施設に待機する期間は6日間とほかの変異ウイルス流行国より厳しく設定されています。
さらに入国後、3日目と6日目にPCR検査を受け、陰性なら自宅などでの待機に移ることができます。
A「今から部屋に入ります。今日からここの部屋で6日間一歩も出ない生活をします。」
家族4人が入れる部屋はなく、Aさんと妻と子ども2人は別々の部屋に分かれることに。
A「部屋の行き来は禁止されているので、今週金曜日まで僕は家族と会えません。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

コメント

タイトルとURLをコピーしました