キャンセル続出に悲鳴「修学旅行シーズン」の沖縄(2021年5月24日)

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ANN
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23日から沖縄県で緊急事態宣言がはじまりました。今、沖縄は修学旅行が集中するシーズンで観光業に甚大な影響が出ています。

▽宣言初日の沖縄 空港には東京からの観光客

急遽、23日から緊急事態宣言に追加された沖縄。午前9時ごろの那覇空港には東京からの観光客が。

東京からの観光客

「(飛行機に)乗っている方々は結構多かったですね。同じように緊急事態宣言が出たからといってキャンセルされる方というのはあまりいないんじゃないですか」

沖縄県の玉城デニー知事は、県外からの移動の自粛を要請し、やむを得ず訪れる場合には事前に検査で陰性判定を受けるよう呼びかけています。事前に受けられない人には那覇空港でのPCR検査を求めていますが、会場に人はまばらです。

▽“修学旅行シーズン”観光業に甚大な影響 

23日に開催予定だった駅伝大会。本来およそ500人が参加する予定でしたが、緊急事態宣言で急遽中止になりました。

国際通りの土産物店はー

「新型コロナが流行する前はたくさんまとめて購入されたお客様が多かったが、ご自宅用に購入されている方が多い傾向にあるかと思います。」

今、沖縄は修学旅行シーズンの真っただ中。

感染防止対策を徹底して、修学旅行生たちを受け入れるはずだったホテル「オキナワ グランメール リゾート」 。コロナ前は毎年80校ほどを受け入れてきましたが、沖縄県の“宣言”追加が決まると、全国の学校からキャンセルの連絡が相次いだそうです。

石田百平 支配人

「日程の変更をするという形で延期とおっしゃっていた」

修学旅行で沖縄を訪れる学校は年間およそ2400校。その数、実におよそ41万人。中でもゴールデンウィーク明けのこの時期と秋頃に集中しています。

こちらのホテルでは、5月と6月の分すべてがキャンセルになりました。ただ、キャンセル料の請求はしていないということです。

KPGホテルアンドリゾート 田中正男 社長

「誰のせいでもないのでここが私たちが一番きつい。キャンセル料をいただけないのが一番の痛手」

▽「時短要請」応じない店は繁盛 守る店は苦境

沖縄県は再三の注意喚起にもかかわらず、時短に応じない飲食店の名前を公表。23日からの宣言でお酒の提供もできなくなりますがー

「名前を公表された店舗ですが、午後8時を回っても店内には20人以上いますでしょうか。酒を飲んでいる様子を確認できます。」

要請に応じない店に人が集まる一方、要請を守ってきた店は宣言でさらに追い込まれることにー。

泡盛と一緒に楽しむ、琉球料理が自慢のお店。コロナ前は連日、プロの踊り手による本格的な琉球舞踊が行われ観光客で賑わっていたと言います。しかし、売り上げは約8割減少。経営が苦しい中、代表の与儀さんは若い踊り手たちのことも心配します。

味と踊りの竜宮城うらしま 与儀哲治代表

「ここの給料が減る分ほかでアルバイトされたりとか、若手がやはり継承していかないとこういう文化は続かないと思う。本人たちにとっても修行の場でも、発表の場でもありますし、そういう機会を少しでも作ってあげられないのは申し訳ないなと。」

▽24日から始まる大規模ワクチン接種

佐々木一真アナウンサー

「午後3時の東京原宿です。緊急事態宣言が出されてから間もなく1カ月。街の様子を見てみますと今日は天気が良いこともあってか、かなり多くの人の姿が見られます。」

23日の東京の新規感染者は、535人。10日連続で前の週の同じ曜日を下回りました。

24日から東京と大阪で始まるワクチンの大規模接種を前に、運営に関わる自衛官らに対してモデルナ社のワクチンが初めて接種されました。

また、中山防衛副大臣は第2弾となる予約を東京が24日の午前11時頃から、大阪が午後1時頃から始めることを発表。

東京都と大阪府に住む65歳以上の高齢者が対象で、今回の予約数は10万5000回分です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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