巣ごもりで今ブームとなっているのが「泳ぐ宝石」のメダカです。なかには8万円もの高値が付くものもあり、泥棒に狙われるケースも増えてきています。
水槽に網を入れる不審な人物。防犯カメラが捉えたのはメダカ泥棒の瞬間です。盗まれたメダカは約300匹。高級品種ばかりでした。
背景にあるのは巣ごもり需要で高まった「メダカ人気」。東京・葛飾区の住宅街にあるメダカ専門店です。最寄り駅から徒歩20分も離れているお店ですが・・・。
堀切めだか店主・兵頭秀一さん:「(お客は)ひっきりなしにいらっしゃる感じ。老若男女の偏りがあまりない」
メダカは温度管理が必要なく育てやすいのが魅力です。
200匹近く飼っているという中学生。今、一番欲しいメダカは・・・。
常連の中学生:「このメダカがきれい。お小遣いが足りません。3000円は大きいです、やっぱり」
扱っているメダカは100種類以上。品種改良により、バリエーション豊かなメダカが誕生しています。
なかには、お宝のメダカも・・・。
堀切めだか店主・兵頭秀一さん:「1ペア8万円で仕入れてきた神龍。アルビノ(白子)でヒレが長くて青く光る」
店長の兵頭さんは元々、金魚の愛好家でした。
堀切めだか店主・兵頭秀一さん:「(店の軒下で)安く売っていたんです。たくさんの通行人にメダカ売ってないの?と聞かれたんです」
メダカブームを確信した兵藤さんは去年8月、専門店をオープンしました。
メダカの飼育場所はなんとベッド。実は兵藤さんの本業は就職サイトの運営。この部屋は上京してきた就活中の学生に貸し出していました。
堀切めだか店主・兵頭秀一さん:「コロナで事業が休みになって数カ月間どうしようかなという感じだった」
屋上にもメダカが。太陽の下、水をあまり替えずに育てる方が丈夫になると言います。
しかし、悩みの種も・・・。
堀切めだか店主・兵頭秀一さん:「唯一の天敵はトンボです。トンボが卵産んでヤゴが食べちゃう。去年ヤゴに何万円食われたか」
苦労はあったものの、メダカブームに乗り、売り上げは右肩上がり。先月27日には完全セルフサービスの2号店をオープンしました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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