“五輪開催の基準”問われ・・・総理の答弁は(2021年6月9日)

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 9日、約2年ぶりに行われた党首討論。五輪開催の基準を問われた菅総理大臣が思い出話を語り、議論がかみ合わない場面もありました。

 立憲民主党・枝野代表:「やはり3月に(緊急事態宣言の)解除が早すぎたのではないかと思わざるを得ません。東京で一日あたりの新規感染者が50人程度になるまでは、苦しくても我慢しなければならない。リバウンドをして、また1カ月ほどで緊急事態などということを考えれば、それが適切な判断ではないかと思います。3月の解除が早すぎたと反省を明確にしたうえで同じ間違いをしないために、私たちのように厳しい基準を明確にすべきだと思いますが、いかがでしょうか」

 菅総理大臣:「結果としては今、枝野代表が言われた通りになっているわけですけれども、この新型コロナというのは世界どこでも、ロックダウンやった国でも簡単に収まっていないことも事実じゃないでしょうか。感染対策というのはワクチンが出てから大きく変わったと思っていますので、私自身陣頭に立ってワクチン接種に全力を挙げて取り組んで、感染拡大を食い止めていきたいと思います」

 立憲民主党・枝野代表:「世界中すべて、この感染対応うまくいかなかったわけではありません。もしオリンピックを強行するということであれば、やはり第5波というものに備えなければならない。それを防がなければならない」

 菅総理大臣:「57年前の東京オリンピック大会、高校生でしたけれども、いまだに鮮明に記憶しています。素晴らしい大会をぜひ今の子どもや若者、見て希望や勇気を伝えたい。新型コロナという大きな困難に立ち向かい、世界が団結してこれを乗り越えることができた。そうしたことも、やはり世界に日本から発信したい。そうした思いであります」

 立憲民主党・枝野代表:「オリンピックがもし開催されて、世界中から東京に人が集まる、日本中から人が集まる。そして夜遅くまでテレビで生中継されている。そういう状況の時に例えば、感染が広がって不要不急の外出を抑えて下さい。夜は飲食店はやめて下さい、あるいは営業中止、もう休業して下さい。こうしたことをお願いできますか、お願いしたとしても説得力ありますか?今後、感染症対策のため新たな立法が緊急に必要になる場合も想定されます。国会を大幅延長をして、その国会の機能を十分に発揮させ、国会を挙げて新型コロナウイルス感染症という、国家の危機に立ち向かいましょうよ」

 菅総理大臣:「国会のことは従来通り国会で決めて頂きたいというふうに思います。そういうなかで今残っている法案を、国会に提出した法案をぜひ会期内に成立をさせる。それが政府の今の立場であります」

 国民民主党・玉木代表:「水際対策を強化して安心安全を確保するために、ワクチンパスポートあるいは検査陰性を含むデジタル証明書をですね、東京五輪で先行的に導入してはどうですか」

 菅総理大臣:「ワクチン接種をしたという記録について世界でも色んな動きが今、出ています。そうしたなかで日本も今、官房長官の下で検討をしております」

 共産党・志位委員長:「オリンピックを開催しなければならない理由は一体なんなんでしょうか。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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