10年放置「負の遺産」・・・淡路島の巨大観音像を解体(2021年6月14日)

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 10年以上、放置されて老朽化した高さ約100メートルの巨大な観音像。解体工事が始まりました。

 住民たちが恐れているのは、兵庫県淡路島にそびえ立つ巨大な観音像。その名も「世界平和大観音像」です。

 地元住民の念願だった解体工事。14日朝、その作業が始まりました。高さ、実に100メートル。あの「自由の女神」よりも高い像が、長年「倒壊の危機」に。

 建設から約40年。かつては、人気の観光スポットでしたが今は廃虚となり、至る所で外壁が崩落。10年以上も放置され、非常に危険な状況です。

 巨大観音像のすぐ下で喫茶店を営む店主は。

 観音像下の喫茶店:「解体すること自体は、本当にうれしいこと。老朽化で建物から剥離(はくり)して物が飛んできたり、自殺者も出ているので」

 自治会長:「よく国がやってくれたと思う。感謝、感謝」

 解体費用は、8億8000万円。去年3月に巨大観音像が国の所有物になったことで、事態は動き出しました。

 住民からの苦情は10年前からあり、当時、淡路市が内部を調査。

 この観音像は、1982年に地元の資産家の男性が観光施設として建設。しかし、2006年に当時の所有者が亡くなった後は放置され「負の遺産」に。

 解体工事の期間は約2年。初日の今月14日は、周辺の草刈りが行われました。本格的な解体は、今年の冬ごろからの予定です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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