退院基準見直し 新たな病床確保への取り組み(2021年8月15日)

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東京都の病床使用率は、およそ63%。
重症患者用の病床使用率もおよそ63%とひっ迫しています。

大同病院の看護師
「コロナのほうが当院も目一杯でして受け入れのほうが困難となっております。申し訳ございません。」

東京・豊島区の大同病院。受け入れ要請の電話がかかってきますが、満床で断るしかありません。

大同病院 加藤 進 事務長
「救急の受け入れをしている救急救命士も本音としては断るのが苦痛だというようなことを言ってます」

さらに新たな業務も増えました。自宅療養者の診療です。病院の外で診察します。

50代の男性は自ら車を運転しやってきました。
自宅療養中に症状が悪化したため、保健所から病院で診てもらうよう指示を受けたといいます。
CTで肺の状態を確認することになり、一般の患者と接触を避け病院に入ります。
自ら歩いてはいますが・・・。

大同病院の医師ら
「肺炎もありますね」
「コロナの肺炎像はちょっとありますね、こういうのもそうだと思います」

平時であれば入院が必要な状態です。しかしベッドには空きがありません。薬を渡し、自宅療養が続きます。

大同病院 島本 周治 副院長
「元々肺そのものの病気もお持ちの方で、この後重症化するリスクが高い」

入院が必要な患者のためになんとか病床を確保できないか。
東京都は、ある取り組みを始めています。退院基準の見直しです。

これまでの退院基準は「発症日から10日間、かつ症状がみられなくなってから72時間経過する」というものでした。
新たに、症状が軽ければ医師の判断で自宅療養や宿泊療養に切り替えが可能になったのです。

大同病院 島本 周治 副院長
「熱が下がったら息が苦しくなければすぐ帰ってという風になってるんですね。
酸素状態が悪くなっている方ですとか本当に入院が必要な方に病床を振り分けられるのはいいことだと思います」

一方で懸念も残ります。

大同病院 島本 周治 副院長
「お薬をやめた後また症状が再発しないかどうかってところについては不安なところはあります。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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