山梨県甲府市の住宅が全焼し、50代の夫婦とみられる遺体が見つかった事件で、甲府市に住む19歳の少年が逮捕されました。「人を殺してしまった」と出頭したということです。
110番通報があったのは火災の直前です。2階にいた姉妹が、言い争う声を聞いたため、次女が1階に降りたところ、男と鉢合わせたといいます。後ろから凶器で襲われながらも、2人はベランダから外へ逃げました。その後、警察が駆け付けた時には、すでに火の手が上がっていました。
現場付近にいた不審な男を警察が追いかけたものの逃走。夜が明けて、400メートルほど離れた場所で血痕が見つかりました。
警察は13日午前2時22分、次女にけがをさせた傷害の疑いで、少年を逮捕しました。事件との関係は分かっていませんが、少年は、長女と同じ高校に通っていて、面識があったことが分かりました。
捜査関係者への取材で、遺体には刺し傷のようなものがあったことが分かりました。少年は顔にやけど、指にもけがをしていたため緊急手術を受けていて、14日に退院する見込みだといいます。
少年は、放火をほのめかす発言もしていて、警察は“油”をまいた後に火を放った可能性があるとみて調べています。
元東京消防庁麻布消防署長・坂口隆夫氏:「初期段階の燃え方と激しさ、焼け跡の2階部分が(短時間のうちに)焼け落ちている。顔にやけどを負っている。限りなくガソリンを使った可能性が高いと思う。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
コメント