愛媛県で一家3人が刺殺された事件で、逮捕された男が事件前に「電波攻撃をやめろ」などと被害者宅に押し掛けて警察沙汰になっていたことが分かりました。
「電波攻撃を止めろ」、こう言われたら戸惑います。
被害者も警察に相談していました。
愛媛県新居浜市の住宅で13日、岩田健一さんと母親のアイ子さんら家族3人が刺殺された事件。
銃刀法違反の疑いで逮捕された河野智容疑者は15日朝、健一さんの父親に対する殺人の疑いで再逮捕されました。
新たに分かったのは河野容疑者が先月、被害者宅を訪ね、電波攻撃を止めろなどと言って警察沙汰になっていたこと。これだけではありません。
軽自動車に寝泊まりしていたとみられる河野容疑者。
2019年7月から1年2カ月の間に合わせて12回、警察に健一さんらについて相談をしていたというのです。
盗撮される電磁波を当てられる、組織に狙われるといった趣旨だったとされます。
警察への相談は健一さんも2回していました。
河野容疑者から電磁波攻撃をやめろなどと言われたという趣旨だったといいます。
問題は警察の対応。
健一さんの相談を受け、河野容疑者に1回指導を行ったといいます。
一方、河野容疑者の相談は具体的な事実が認められない被害の申し出としたといいます。
これで良かったのか。専門家は・・・。
弁護士・大澤孝征氏:「本当に民事なのかという問題ですよ。過去の経験から刑事事件に発展するどちらかが被害者になる例は極めて多いわけですから、引き離すということを考えた方が良いかもしれない場合があるんですよ。刑事責任を問えないというような場合に泣き寝入りしなくちゃいけないんではないかということは全く納得できないことではないかと。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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